感染症予防になる精油とハーブ タイム・ティートリー等 先人達のペスト対策 おすすめの予防グッズ

日本(2020年1月16日)でも原因不明のウイルス性の肺炎の発症が確認されました。

呼吸器系の症状を引き起こすウイルスで、その多くは風邪のような症状となります。

しかし、このウイルスは時に命を奪う程の重篤な症状を引き起こす可能性もある、とても恐ろしいウイルスで、今のところ治療法は確立されていません。

またワクチンはあるものの、毎年インフルエンザが猛威を振るっており、日々のケアの重要性を強く感じる今日この頃です。

そこで今回は、感染症(パンデミック)予防になる精油やハーブをご紹介します。

 

 

目次

感染症を予防する精油やハーブ

優れた抗感染・抗ウイルス・抗菌作用がある精油やハーブを選ぶのがよいと思います。

精油は芳香浴をするだけでも部屋の除菌になりますし、除菌用のルームスプレーを作るのもよいでしょう。

ハーブはハーブティーとして飲むだけでなく、うがいに利用することもできます。

 

  • ティトリー
  • タイム
  • ニンニク(ガーリック)
  • セージ
  • パイン
  • ジュニパーベリー
  • エキナセア
  • オレガノ
  • グローブ
  • コリアンダー
  • シナモンカッシア
  • ゼラニウム
  • ニアウリ
  • バジル
  • パルマローザ
  • マジョラム
  • ローレル
  • レモングラス など

 

 

 

 

 

 

おすすめのハーブ

ティートリー

ティートリーの精油には、優れた抗炎症、抗菌、抗真菌作用があり、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する効果が期待できます。また、免疫賦活作用があり、白血球を活性化するため感染症にかかった後の衰弱や神経披露の回復にも役立ちます。

古くから活躍している精油で、1933年に英国のメディカルジャーナル誌に「強力な抗感染剤で、毒性はない」と発表され話題になったり、第二次世界大戦で皮膚の傷を治癒する目的でフランス軍の救急キットに入れられていたというものがあります。

マスクに精油を1滴しみこませたり、ルームスプレーや芳香浴でティートリーを部屋に拡散しましょう。

 

 

 

タイム

タイムの抗菌・抗ウィルス作用は、風邪やインフルエンザの予防に効果があります。香りを吸入する事で喉や気管支だけでなく、肺にまでその効果が及びます。

ペストが大流行した中世ヨーロッパでは、タイムの枝をたいて空気を浄化したり、入浴する際お風呂に入れて感染を防いだと言われています。

喉が痛いときや感染症を予防したいときには、タイムのハーブティーでうがいをすると効果があると言われています。

また、抗菌作用や鎮痙作用は子どもの喘息や気管支炎にも効果が期待できます。

タイムをハチミツに漬け込んだタイムハニーを作っておき、湯で薄めて飲ませます。咳き込んだ時の気管支痙攣もやわらげてくれるでしょう。

ネットでも「タイムハニー」を購入することができます。

※ハチミツは1歳未満の子どもには与えることはできません。

 

タイムの効果効能はこちら

 

 

ニンニク(ガーリック)

ニンニクの効果効能はたくさんありますが、注目はその抗菌・殺菌作用です。

ニンニクに含まれるアリシンには強力な抗菌力、殺菌力があります。コレラ菌、チフス菌、結核菌等の感染症(パンデミック)の細菌を殺すほどの強い力を持っているといわれており、ニンニクは天然の抗生物質といわれています。

また、アリシンには疲労を回復し、精力を増進する働きがあります。

日々のお料理に積極的に取り入れると良いでしょう。

 

ニンニクの効果効能はこちら

 

 

オレガノ

幸せを呼ぶハーブともいわれるオレガノには、強力な抗菌作用があるため風邪やインフルエンザなどのウイルスに効果があります。

また、O‐157やノロウイルスなどの強い細菌にも効果があると言われており、コップ一杯の水にオレガノオイルを数滴混ぜてうがいをするのがおすすめです。

 

 

オレガノの効果効能

 

エキナセア

北米の先住民が蛇に噛まれた時や伝染病の治療に使っていたエキナセア。

近年では、弱った免疫力を高め抗菌力があるため、インフルエンザの予防や風邪の引き始め、免疫力がおちているときに用いられます。

実際に風邪をひく率が減った。治りが早くなったと言った研究結果も報告されています。

エキナセアティーを飲用するのがおすすめです。

 

 

 

 

エキナセアの効果効能

 

その他 おすすめのハーブ

「セージ」には強い抗菌・抗ウイルス作用があり、セージティーでうがいをすると風邪感染症の予防になります。

また、「パイン」にも古くから殺菌・消臭作用があるとされ、古代エジプトやギリシャなどでは呼吸器系の感染症や気管支炎、肺炎、結核などの改善に用いられてきました。

「ジュニパーベリー」にも同じく強い抗菌作用があるため、感染症の予防に効果があります。2010年のドイツの研究では、食中毒や動物・植物由来の細菌など、あらゆる細菌に対して強い耐性があると発表されています。中世ヨーロッパでペスト(黒死病)が大流行した際にも、このジュニパーベリーの蒸留酒(世界4大スピリッツのジン)が治療薬として使われていた記録が残っています。

ただし極めて強い精油(セージなど)もあるため取り扱いには注意が必要です。妊娠中、授乳中、小さな子ども、その他持病がある方など、心配なことがある方は使用前にお医者様に相談しましょう。

 

セージの効果効能

パインの効果効能

ジュニパーベリーの効果効能

 

 

ジンの効果効能

 

感染症予防ルームスプレーの作り方

 

【用意するもの】 
お好みの精油(タイム・ティートリーなど)20滴くらい
無水エタノール5ml
精製水45ml
スプレー容器(遮光瓶がよい) 

1.無水エタノールと精油を入れて、容器に入れて混ぜる
2.さらに精製水を入れ、振ってよく混ぜる

注意点:火の近くでは扱わないようにしましょう。光毒性・皮膚刺激に注意してください。

 

精油が使用できるディフューザーを持っている方は、スプレーの代わりにディフューザーで精油をお部屋に拡散してもOKです。

 

精油を効果的に使うには?

 

 

ペスト(黒死病)感染予防に使われたハーブ

14世紀ごろ、アジアからヨーロッパにかけてペスト(黒死病)が大流行しました。

特効薬もなく、西ヨーロッパでは人口の3分の1が亡くなったといわれています。

そんな中、ペストが広がる地域で、亡くなった方の財産を盗む 4人の窃盗グループがいました。その窃盗グループが捕まった際、「ペスト患者に近寄っても  盗賊たちがなぜペストにならないのか? 理由を教えたら放免する」との条件で白状させたところ、

セージ、タイム、ローズマリー、ミント、シナモンやナツメグ、ガーリック、ヘンルーダなどのハーブやスパイスをビネガー(酢)に漬け込んだものを、口に含んだり身体に塗りつけていたのだそうです。

また、人々はペスト対策として、スパイスやハーブを焚いて町を消毒し、ハーブで香水を作って身体を消毒したという話も残っています。

 

varios fresh herbs hanging isolated on white background. bundle of basil, sage, thyme, mint, marjoram, lavender

 

おすすめの感染症予防グッズ

 

オンガードブレンドオイルを、小さな粒の中にぎゅっと詰め込んであります。その他にオレンジ、クローブ、シナモン、ユーカリプタス、ローズマリーのエッセンシャルオイルが配合されており、甘酸っぱくスパイシーな香りがします。感染症予防にお役立ていただけます。

 

 

9種類の天然100%エッセンシャルオイル(E.O.B.B.D.認証)のみを配合したさわやかな香りと使い心地のリフレッシュローション。 花粉症対策やインフルエンザの予防に最適で、歯茎の腫れなどにも使うことができます。

 

 

ハーブは薬ではないため、速効性はありません。

しかし物は試しに、優れた抗感染・抗ウイルス・抗菌作用がある精油やハーブを使って、大切な人の健康を守る対策をしてみてはいかがでしょうか?

 

ハーブ・薬草を使うときの注意点

 

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

 

 

 

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