おばあちゃんの知恵袋【れんこん湯(れんこん汁・生れん湯)の作り方】咳・喘息・のどの痛み・風邪に効くに 自然療法(民間療法)薬に頼らず健康に
ここではおばあちゃんの知恵として昔から伝えられてきた、咳や喉の痛みに効く「れんこん湯(れんこん汁・生れん湯)」をご紹介しています。
目次
咳や喘息、喉の痛みに効くれんこん(蓮根)
昔かられんこんは咳や喉の痛みに良いと言われていて、肺に潤いを与えて咳を鎮めることから、漢方や中医学でも重宝されてきました。
れんこんには、タンニンという成分が含まれています。
タンニンには喉の炎症を改善してくれる「消炎作用」や、炎症を起こした血管を縮める「収れん作用」があるため、喉の炎症を抑え咳を止めてくれます。
また、タンニンにはヒスタミン抑制効果もあると言われています。
アレルギーの原因物質が体内に入るとヒスタミンが分泌され、粘膜をふくらませ、血管を拡張させて炎症を起こします。タンニンはこのヒスタミンを抑制して炎症を抑えてくれます。
また、れんこんにはビタミンが豊富に含まれています。ビタミンの効果が免疫力も高めてくれるので、咳や喉の痛みだけではなく、風邪の初期症状にも効果が期待できます。
生で飲む「れんこん湯(生れん湯)」の作り方
材料
れんこん | 輪切り2~3㎝分(大さじ2~3位) |
しょうが | 1片 |
天然塩 | 少々 |
作り方
① れんこんとしょうがの皮をむき、すりおろす。
② ①のすりおろしたものを絞って汁を取り出す。
③ ②に塩少々を入れて混ぜたら出来上がり。
飲み方
「熱が38度以上あるときの咳」
「激しい咳」の時に飲むと症状が落ち着くと言われています。
1日に1、2回、時間をあけて飲みます。
熱湯を注ぐ「れんこん湯(生れん湯)」の作り方
熱湯を注ぐ「れんこん湯(生れん湯)」は上記の生のれんこん湯に熱湯を注ぐだけです。
材料
れんこん | 輪切り2~3㎝分(大さじ2~3位) |
しょうが | 1片 |
天然塩 | 少々 |
熱湯 | 100ml |
作り方
① れんこんとしょうがの皮をむき、すりおろす。
② ①のすりおろしたものを絞って汁を取り出す。
③ ②に塩少々と熱湯100mlを入れて混ぜたら出来上がり。
飲み方
「喘息の発作(熱は出ていない)」、「咽喉カタル」、「百日咳」などの時に飲むと症状が落ち着くと言われています。
1日に1、2回、時間をあけて飲みます。
ポイント
小さなお子様など、「れんこん湯」が飲みにくい場合は蜂蜜を少々入れて飲むと良いです。(1歳未満のお子様には与えないでください。)
また、れんこん料理を食べるだけで咳や風邪等に効果があると言われています。
すぐに病院に行けない時やお薬ではなかなか治らない時などに覚えておくと便利です。
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。
参考文献:カラダにやさしい自然の手当て方 吉度日央里