「ティートリー精油」の効果効能 利用法 感染症予防に 薬に頼らず健康に

シャープで清涼感があり、フレッシュな香りの「ティートリー(アロマオイル・エッセンシャルオイル)精油」。

抗菌作用や抗ウイルス作用、免疫力UP、呼吸器系の感染によいといわれているため、風邪やインフルエンザの予防にも効果が期待できます。

 

 

目次

ティートリーとは?

湖沼などに育つ常緑樹で、非常に生命力の強い低木です。切り倒しても数年でまた伐採できるようになるほど成長します。

オーストラリアの先住民であるアボリジニは、古くから感染症や傷を治す万能薬として利用していたそうです。

現在でも、この精油には消臭効果があるため、ルームフレグランスに利用されたり、風邪やインフルエンザ予防や花粉症の症状緩和にも有効であるため、寒い時期や花粉の気になる季節に活躍しています。

もっとも重要な用途は、免疫系の力を助けて感染症をおいはらうことで、白血球を活性化して体内に入ってきた有機体に対する防御線をつくらせ、病気にかかっている時間を短縮させます。また、毒素を汗として排出させるともいわれています。

さらに、エイズ患者の免疫系を強化するのを助ける効果があるともいわれており、

今後、新型インフルエンザ治療薬のひとつとして開発が期待されています。

この強力な作用から、新型のウイルスの予防のひとつに、ティーツリー精油が役立つかもしれません。

 

学名Melaleuca alternifolia
科名フトモモ科
抽出部位
抽出方法水蒸気蒸留法
主な産地オーストラリア、ジンバブエなど
香りの種類樹木系
ノートトップ
香りの強さ

 

 

ティートリーの効果効能

主な成分テルピネン-4-オール、y-テルピネン、α-テルピネン、1,8-シネオール、カジネンなど
主な作用うっ滞除去、強壮、去痰、抗ウイルス、抗炎症、殺菌、殺真菌、殺虫、刺激、収れん、消毒、発汗、免疫賦活、癒傷など

 

テルピネン-4-オールには、抗ウイルス、抗炎症作用があります。

y-テルピネンにはうっ滞除去作用があります。

 

 

感染症の予防や花粉症の緩和に

強い抗ウイルス作用と免疫賦活作用があり、白血球を活性化する効果があります。気管支炎や咳などの呼吸器系のトラブルや、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防改善にも有効です。

特に鼻がつまって頭がぼんやりする花粉症の症状を緩和するのに効果的です。

 

感染症予防になる精油はこちら

 

 

リフレッシュしたいときに

不安やストレスが蓄積して気持ちが沈んでいるときや、ショックを受けたとき、煮詰まってしまって物事を冷静に考えられないときなどに効果があります。

頭をすっきりさせて記憶力や集中力を高めたい時にも有効です。

 

 

にきび、傷、水虫、虫刺されなどに

とても優れた殺菌、殺真菌作用があるため、ニキビや化膿した傷、水虫などの症状を緩和するのに役立ちます。

アトピー性皮膚炎や日焼けして炎症を起こしている肌にも有効です。

抗炎症作用もあるため、蚊や蜂、ノミなどの虫に刺されたときにつけると、治りが早くなります。

 

 

おすすめの使用法

  • 芳香浴
  • 入浴
  • トリートメント
  • ヘアケア
  • スキンケア
  • ハウスケア

 

精油を効果的に使うには

 

相性の良い精油

香りの似ているユーカリと合わせると、風邪の予防や花粉症を緩和します。

ペパーミントやローズマリーとのブレンドは、頭をすっきりさせて、集中力を高めたいときにおすすめです。

香りの鋭さが気になる場合は、柑橘系の香りとブレンドすると良いでしょう。

 

注意事項・禁忌事項

敏感肌の人は、皮膚刺激を感じる場合があるため注意が必要です。

妊娠初期の芳香浴以外の使用は避けましょう。

三歳未満の子どもの芳香浴以外の使用は避けましょう。(一歳未満の赤ちゃんへの使用は基本的に避けましょう)

皮膚に直接つける場合はパッチテストをおすすめします。

 

 

精油の選び方・注意事項・禁忌事項

参考引用文献:これ1冊できちんとわかるアロマテラピー 生活の木 梅原亜也子著

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

 

Follow me!