【はっさくカードの作り方】はっさくの栄養と効果 保存食、大量消費にも

ここでは柑橘系の果物の一種「八朔(はっさく)」の栄養効果と「はっさくカード」の作り方をご紹介しています。

目次

八朔(はっさく)とは?

「はっさく」は江戸時代の広島県で発見された柑橘系の果物で、漢字では「八朔」と書きます。これは、はっさくが発見された寺の住職が「八朔(旧暦の8月1日)には食べられる」と言ったことが由来であるといわれています。

発見されたのは広島県ですが、現在の主な生産地は和歌山県。特に紀の川市や有田川町などで多く生産されています。

はっさくは1月頃から市場に出回り2~4月頃が最盛期となります。また、木に成ったまま完熟させたものは3月中旬頃に収穫時期を迎えます。

はっさくの栄養と効果

はっさくに多い栄養素は、ビタミンB1、B6、C、葉酸、パントテン酸、カリウム、銅、不溶性食物繊維などです。

その効果として、風邪を早く治す、アンチエイジング、貧血予防、便秘の解消、デトックス、疲労回復、ストレスから守る、などが期待できるといわれています。

はっさくの食べ方

はっさくは橙黄色の厚くて固い果皮を持つため、手だけでは剥きにくい柑橘です。房の薄皮も固いため、薄皮まで剥いて食べる必要があります。食べるまでには少し手間がかかりますが、さっぱりとした甘さと爽やかな酸味、ほろ苦さがクセになります。

そのまま食べるだけではなくサラダに入れても美味しい果実。果皮はお菓子作りにも活用できるマーマレードやピールにアレンジ可能です。

そこで今回はジャムのような甘味とさわやかな香りが美味しい、イギリス生まれのおやつ「レモンカード」をアレンジして、

はっさくカード」を作ってみました。

はっさくカード

材料

はっさく1個
2個
無塩バター100g
砂糖200g
※はっさくは無農薬のものを使うのが良いです。 また、はっさくの代わりにレモンやカボスで作っても美味しく作ることができます。

作り方

  1. はっさくをきれいに洗い、皮の黄色い部分だけをすり下ろす。(白い部分を使うと苦くなる。)
  2. はっさくの果汁を搾る。
  3. 卵を溶き、漉して鍋に入れる。
  4. 3に小さく(1cm角)切った無塩バター、砂糖、はっさくの搾り汁を入れる。
  5. 一回り大きな鍋に70~80度のお湯を沸かし、材料の入った鍋を入れて湯煎する。
  6. 時々混ぜながら材料を溶かす。(15~20分位かかります)
  7. とろりとしたら火からおろして、すりおろしたはっさくの皮をいれて混ぜる。
  8. あらかじめ煮沸消毒しておいた保存瓶に熱いうちに「はっさくカード」を入れる。

感想

一見難しそうに思えるはっさくカードですが、材料を混ぜ合わせるだけなのでとても簡単に作ることができました。

煮沸消毒した瓶などに詰めた場合、冷蔵庫で2-3週間ほど保存が効き、冷凍保存することも出来るので一度に多めに作ってストックしておくのもいいでしょう。

味はジャムのように甘く、はっさくの爽やかな酸味がとても美味しいです。

パンやアイスクリームと一緒に食べたり、ケーキやタルトなどお菓子を作る際、生地に混ぜて焼けばはっさくの香りが爽やかなスイーツに早変わり。

スイーツに使うほかにも、そのまろやかなコクと甘酸っぱい風味を活かして魚や肉料理の隠し味に使うのもおすすめです。

アレンジの利きやすいスプレッドなので自宅に1瓶あるだけで重宝すること間違いなしです。ぜひジャムの代わりとして使ってみてくださいね。

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