【ローズマリーの手作り洗剤の作り方】環境や肌に優しい無添加洗剤 食器用・お掃除洗剤に SDGs
ローズマリーの手作り洗剤
強い抗酸化作用や血行促進作用があり、美容に効果抜群の「ローズマリー」と、環境にも人体にも優しい石鹸洗剤を使った「ローズマリーの手作り洗剤」を作ってみました。
とても簡単に作れますし、市販の化学洗剤より肌に優しいのはもちろん、環境にも優しい洗剤です。
食器用洗剤としてやお風呂や洗面所などを洗う、お掃除洗剤としても大活躍です。
目次
化学洗剤が環境や人体に与える影響とは?
ドラッグストアやスーパーマーケットに行けば様々な化学洗剤が売られていますが、現在ではお掃除や食器を洗う為には必要不可欠な存在です。
界面活性剤等が入った化学洗剤は、「物質から汚れを剥がす」「汚れが下地に再び付かないようにする」「水と油を混ぜ合わせる」といった効果があり、汚れを簡単に落とすのに非常に優れています。
しかしその一方で、洗剤に含まれる化学物質によって環境汚染を引き起こすとも考えられています。
自然や様々な生き物に負荷をかけるだけでなく、私たち人間も例外ではありません。
洗剤を飲み込んでしまった場合、食道や胃や腸などの消化器へ深刻な影響を及ぼしますし、肌に触れることで肌荒れや赤ギレ、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の原因になる場合もあります。
では、私たちができる取り組みには、いったいどのようなものがあるでしょうか?
天然由来の洗剤を使う
植物性油脂などの天然成分で作られた洗剤は、環境や人体への影響が少ないといわれています。
市販品の洗剤の容器には「家庭用品品質表示法」という表示がされており、その洗剤に使われている成分が載っています。
この欄を確認し、「界面活性剤」という表記があれば、それは化学合成洗剤ということになります。
一方、植物性油脂などの天然由来成分で作られた洗剤は、表記が界面活性剤ではなく「石けん」となります。
天然由来成分の洗剤を購入する場合は、成分表記を確認して「石けん」という記載のあるものを選ぶようにしましょう。
ローズマリーの効果効能
ローズマリーはその高い薬効ゆえに古代から重宝されてきたハーブです。古代ローマ人やエジプト人を含む文明圏では、ローズマリーは万能薬であると考えられていました。
ローズマリーには収れん作用があるため、肌の毛穴をひきしめ炎症を抑えてくれる効果があります。そのため、化粧品の材料に使われることが多くあります。
強い抗酸化作用や血行促進作用もあるため、肌の老化を防いでくれたり肌にハリを与え肌荒れも防いでくれる効果が期待できます。
また、抗菌・殺菌作用にも優れているためお掃除などにも活躍し、爽やかな香りはお部屋の芳香剤としても人気のハーブです。
「ローズマリーの手作り洗剤」の作り方
【材料】 | |
ローズマリー(フレッシュでもドライでも可) | 一掴み |
水 | 500ml |
粉の純石鹸 | 50g |
- ※粉の純石鹸はミヨシの粉石鹸がシャボン玉石鹸がおすすめです。
- 生のローズマリーをきれいに洗います。(乾燥ハーブの場合は洗わなくて良いです。)
- 鍋に水500mlとローズマリーを入れて火にかけます。沸騰したら蓋をして2、3分弱火で煮ます。香りが足りないようなら煮る時間を伸ばします。
- ローズマリーエキスが抽出できたら、ザルやボールを使って濾します。
- 保存容器に粉の純石鹸を50g、熱い状態の3(ローズマリーエキス)に少しずつ入れてよく混ぜて溶かします。
翌日にはプリンのように少しかたまり、ゲル状の洗剤になります。作った洗剤は2週間~3週間で使い切ることをおすすめします。
使ってみた感想
無添加ですが思ったよりしっかり泡立ち汚れもきれいに落ちます。
ローズマリーの香りにとても癒され、気分もスッキリします。
事実、ローズマリーエキスには意識をクリアにし集中力を高めてくれる効果があるそうです。
寒い季節は白濁しますが使用に問題はありません。
台所洗剤としてやお風呂や洗面所のお掃除の時に使っています。また、汚れた靴下等のつけ置き洗剤としても重宝しています。
自然派なのに使い勝手がとても良いです。よかったらお試しくださいね。