「パイン精油」の効果効能 呼吸器系疾患やアトピー性皮膚炎 薬に頼らず健康に

森にいるような清々しい香りがする「パイン」は、日本名では「オウシュウアカマツ」といいます。

古くから殺菌・消臭作用があるとされ、古代エジプトやギリシャなどでは呼吸器系の感染症や気管支炎、肺炎、結核などの改善に用いられてきました。

パインとは?

パイン・マツ科マツ属は、日本でもおなじみの樹種です。 いわゆる日本のマツがパインにあたります。

抽出部位は主に針葉で若い小枝からも精油が抽出されます。

最も高品質の精油には針葉のみが用いられています。

学名の「pinus」はラテン語で「イカダ」という意味で、パインの木が加工しやすい性質を持っているためです。帆船のマストの資材として人気を集めた時代もあります。

その芳香は、清々しい森の香りが楽しめ、部屋の空気を浄化して気持ちをリフレッシュさせてくれるため、ルームフレグランスに適しており、呼吸器系のトラブルの改善に古くから用いられています。

樹木系のほとんどの精油に、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを分解する極めて高い作用があることが最近の研究で明らかになっています。

学名Pinus sylvestris
別名ヨーロッパアカマツ、オウシュウアカマツ
科名マツ科
主な産地オーストリア、フランスなど
精油の抽出部位針葉、球果
抽出方法水蒸気保留法

パイン精油の効果効能

主な成分α‐ピネン、カンフェン、酢酸ポルニルなど
主な作用うっ滞除去、強壮、去痰、抗ウイルス、抗炎症、殺菌、刺激、消毒、鎮静、鎮痛、デオドラント、発汗、免疫賦活、利尿

呼吸器の不調、関節炎やリウマチ、冷え性、泌尿器系・生殖器系疾患に

殺菌作用や去痰作用があるため、咳・喘息・気管支炎などの呼吸器系の症状を和らげ、鼻水や鼻づまりなどの症状を改善するのに有効です。

さらに殺菌作用や消炎作用があるため、泌尿器・生殖器系疾患にも有効であり、膀胱炎や腎盂腎炎に役立つ可能性もあります。

副腎皮質ホルモンの動きを刺激することで、リウマチや関節炎の改善にも効果があるといわれています。

また、毛細血管を広げて血流を促進するため、手足の冷えを温めたり、肩こりを和らげます。

皮膚疾患や目の下のクマの改善、美肌効果

殺菌・消毒作用や抗炎症作用がある成分を多く含んでいるため、湿疹やアトピー性皮膚炎など、治りにくい皮膚疾患の改善が期待できます。

アトピーや皮膚炎に対してステロイドに代わる薬の可能性があり近年注目されています。

また、ニキビや肌荒れの改善にも効果を発揮します。

毛細血管を広げる作用があるため、目の下のクマを解消するのにも有効です。

精神状態を安定させ、集中力を高める

強壮作用や刺激作用があるため、心が弱っているときや無気力なときに心も活力を与えます。

また、興奮しているときには鎮静作用があるため、気持ちを落ち着けることができます。リフレッシュ効果のあるシャープな香りが頭を冴えさせるので、集中力を高めたいときにもおすすめです。

「自分自身を攻める」タイプの方におすすめといわれています。

香りの特徴

森にいるような清々しい香りで、フレッシュでやや刺激があります。

ノート:トップ~ミドル

香りの強さ:中~強

おすすめの使用法

  • 芳香浴
  • 入浴
  • トリートメント

精油(アロマオイル・エッセンシャルオイル)の効果的な使い方はこちら

相性の良い香り

気力が出ないときにはペパーミントやゼラニウムとのブレンドがおすすめです。

アトピー性皮膚炎などの治りにくい皮膚疾患には、ラベンダーやティーツリーなどを合わせると効果が高まります。

ローズマリーなどのハーブの香りや、スパイシー系の香りともよく合います。

注意事項・禁忌事項

皮膚刺激が強いので、敏感肌には低濃度での使用を。

妊娠初期には使用をさける。

酸化したものは使わない。

ハーブ・薬草を使うときの注意点はこちら

参考引用文献:これ1冊できちんとわかるアロマテラピー 梅原亜也子著

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

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