インフルエンザや風邪に「エキナセア」の効果効能
北米の先住民が蛇に噛まれた時や伝染病の治療に使っていたエキナセア。
近年では、インフルエンザの予防や風邪の引き始め、免疫力がおちているときに用いられます。
今回は医薬品に近いハーブと位置づけられる「エキナセア」についてご紹介しますね。
目次
エキナセアとは?
学名:Echinacea
和名:ムラサキバレンギク
別名:エキナケア、パープレア
科名:キク科
原産地:北アメリカ
作用:抗菌、抗ウイルス、消炎、免疫賦活
エキナセアの効果効能
インフルエンザ、風邪の予防
弱った免疫力を高め、抗菌力のあるエキナセア。
インフルエンザや風邪などの初期段階に摂取すると効果的です。
実際に風邪をひく率が減った。治りが早くなったと言った研究結果も報告されています。
鎮痛効果
エキナセアには体の痛みを緩和する作用があります。
ネイティブ・アメリカンがもともと鎮痛剤として利用していたのをみて、ヨーロッパで研究がすすめられました。
気力回復
エキナセアは多糖類やフラボノイド類が免疫力を高めてくれるため、疲れや体力の低下からくる気力の低下に働きかけます。
メンタルヘルス改善に
エキナセアはメンタルへルスの維持にも効果を発揮するハーブといわれています。
2011年にハンガリー科学アカデミーで行われた研究によれば、エキナセアは「抗不安作用」があることが証明されました。※抗不安作用とは不安や緊張、興奮などを引き起こす物質の伝達を抑制する作用です。
リウマチなどの関節痛に
エキナセアの高い抗炎症作用は関節の炎症を抑えることで痛みを軽減するといわれています。
花粉症、アレルギー性鼻炎
エキナセアの成分は免疫力の調整をしてくれます。そのため花粉症、アレルギー性鼻炎の症状の緩和にもおすすめです。
尿に関するトラブルに
エキナセアには抗炎症作用があり、尿に関するトラブルを改善する効果があります。
むくみをとる
エキナセアは、老廃物の排出を促進する働きがあり、むくみの改善に効果を発揮します。
ニキビに
エキナセアには抗菌作用があるため、ニキビや肌荒れに効果があると言われています。
肌荒れに効く「エキナセアクリーム」のご紹介
化粧品メーカーのARGITAL(アルジタル)からはエキナセアクリームが出ています。
このクリーム、肌荒れに効く!と評判なのです。
エキナセアクリームには抗アレルギー作用や抗炎症作用をもつ植物の成分が多く含まれているので、乾燥による肌荒れやニキビや吹き出物、花粉症やアレルギーによる肌荒れにもお使いいただけます。
また、ドイツのオーガニック認証機関BDIHとデメタ―の認証を受けているので、安心してお使いいだだけますよ。
エキナセアの注意点
キク科の花粉などにアレルギーがある人は使用を避けてください。ブタクサなどの花粉症の人も同様です。その他アレルギーがある人も注意が必要です。
妊娠中・授乳中の人には安全性に関する情報が不十分であるため、あまりおすすめできません。※しかし、2016年ノルウェーの研究においては、エキナセアによる妊婦への影響は特に見られないという結果が出ています。かかりつけのお医者さんに相談してください。
持病がある人、現在薬を服用されている人は使用を避けましょう。
イギリスでは12歳未満の子供には使用しないよう勧告。ドイツでは6歳未満の子供には半量を推奨しています。基本的に子供には与えない方が良いでしょう。
8週間以上の連続摂取は避けましょう。
※心配なことがある人は使用前に医師に相談しましょう。
エキナセアはネイティブ・アメリカンが愛用してきた免疫力強化ハーブです。
すぐお薬に頼るのではなく、まずは自然のハーブを試してみるのはいかが?あなたの体をより健康的にしてくれますよ。
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。