【三升漬けの作り方】青唐辛子と麹で作るピリリと辛い発酵保存食 北海道の郷土料理の万能調味料
ここでは北海道の郷土料理、「三升漬け」のレシピをご紹介しています。
目次
「三升漬け」とは?
「三升漬け(さんしょうづけ)」とは北海道や東北地方の万能調味料で、「青唐辛子」、「麹」、「醤油」を一升ずつ漬けることからその名前が付いたといわれています。
「一升漬(いっしょうづけ)」、「麹南蛮(こうじなんばん)」と呼ぶ地域もあります。
麹と醤油のうまみ成分にピリリとした青唐辛子の辛味が絶妙で、一度食べると病みつきになる寒い冬を乗り越えるための保存食です。
青唐辛子が体を温めてくれますし、麹を使った発酵食品のため、お腹の調子を整え美容やダイエットにも効果が期待できます。
「三升漬け」の作り方(レシピ)
発酵させるのに時間はかかりますが、作業自体はとっても簡単なのでお料理初心者の方でも気軽に作ることができます。
材料
青唐辛子 | 1カップ(ヘタをとって90gほど) |
米麹 | 1カップ |
醤油 | 1カップ |
作り方
- 青唐辛子をよく洗い、ヘタを取って小口切りにする。(肌がひりひりするので手袋をして作業するとよい。)
- 清潔な保存容器(煮沸消毒などをする)に青唐辛子、米麹、醤油を1カップずつ入れてよく混ぜる。
- 蓋をして冷暗所で10日以上保存する。
- 翌日から1日1回混ぜる。麹によっては醤油を吸って水分が少なくなってしますので、少量醤油を足しても良い。
- 10日以上経って、麹が柔らかくなりとろみが出たら完成。2週間、3週間と保存するほど熟成されて美味しくなる。
保存方法や食べ方
出来上がった「三升漬け」は冷蔵保存で半年から1年保存できます。
辛味のきいた醤油麹のようなお味で、そのままご飯に少し乗せて食べたり、冷ややっこや湯豆腐の薬味、パスタなどのアクセントとしても絶品です。
個人的におすすめなのは、魚の漬けダレとして使う方法です。買ってきたお刺身をチャック付きの袋に入れ、「三升漬け」を入れてよく混ぜ、一晩寝かせれば完成です。
麹に含まれる酵素が魚のたんぱく質をうまみに変えて、柔らかくトロっとしたピリ辛な一品になります。
いろいろな料理に合いますので、新しい食べ方を考えてみるのも「三升漬け」の楽しみ方の一つです。
とっても簡単に作ることができますので、ぜひお試しくださいね。
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