家庭の万能薬【梅肉エキスの作り方】食中毒・伝染病・腸の不調に 

江戸時代から伝染病や食中毒、消化不良などに効く民間薬として重宝されてきた「梅肉エキス」の作り方と民間療法をご紹介します。

「梅肉エキス」とは?

梅肉エキスとは、青梅の汁を長い時間かけて加熱し、ペースト状にしたものです。

江戸時代から民間薬として使用され、1817年には医学書『諸国古伝秘方』で伝染病や食中毒、消化不良などに効くとして梅肉エキスの作り方が記されているそうです。

大正には各家庭に常備されていたと言われる医学書のベストセラー『家庭に於ける実際的看護の秘訣』(築田多吉著)にも掲載され、詳しく紹介されています。

「梅肉エキス」の材料

若くて青く、固い青梅をお好きなだけ用意します。

梅の汁が濃縮されるので梅1kgから20~30gほどしか梅肉エキスは出来上がりません。

たくさんの青梅を使って作るのがお勧めです。

「梅肉エキス」の作り方

① ヘタを竹串で取り除き、青梅はさっと洗って汚れを落とし、水気をしっかりと切ります。

② 青梅をおろし金ですりおろします。おろさずに梅を叩いて実と種に分け、種を除いたものをフードプロセッサーでジュース状にする方法もあります。

③ ②を布巾で絞り濾します。

④ 鍋(琺瑯鍋や土鍋や良い)に絞り汁を入れて、はじめは弱めの中火、温まってきたら弱火にしてじっくり煮詰めます。

⑤ 灰汁を取ります。

⑥ 黄緑色→茶色→黒色に変化します。表面に光沢が生まれ、黒くトロリとして、木じゃくしでスジがひけるようになったら火を止めます。

⑦ 粗熱が取れたら、あらかじめ煮沸消毒しておいた保存瓶に梅肉エキスをいれて完成です。

保存・飲用の方法

常温で長期保存可能です。

何かあるたび耳かき1杯分くらいを口に含みます。凝縮された梅の酸味が、体をなんだかシャキッとさせてくれる自然のお薬だと思います。

 梅肉エキスには、梅の有効成分やミネラル分が濃縮されており、 同量の梅干しに比べると30倍以上の有効成分が含まれています。

「梅肉エキス」の民間療法

「梅のある生活」から引用させていただきました。

梅肉エキスは家庭の「万能薬」…「殺菌作用・整腸作用・疲労回復」

梅肉エキスには、梅の薬効が凝縮されています。
梅干よりも強力な殺菌作用があり、
整腸作用にも優れた梅肉エキスは、昔から、
体調がすぐれないときの万能薬として、重宝されてきました。

腹痛、下痢、便秘に…「梅肉エキスを飲む」

強力な殺菌作用がある梅肉エキスは、
昔から、食あたり、赤痢、コレラなどの伝染病予防に役立ってきました。
腹痛や下痢には、少量をなめるだけで、効果があるといわれます。
腸の働きを整えるので、便秘にも有効です。
直接なめるのが苦手な場合は、お湯割りにして飲んでもOKです。

喉(のど)の痛みに…「梅肉エキスのお湯割でうがいする」

風邪などで喉(のど)が痛む時は、
ぬるま湯で5~10倍に薄めた
梅肉エキスでうがいします。
強力な殺菌効果が働き、効果抜群です。

湿疹、水虫に…「梅肉エキスを塗る」

水で10倍くらいに薄めた梅肉エキスを、
患部に外用薬として塗ります。
これを繰り返すと、強力な殺菌効果が
皮膚の内側に浸透して
よく効くといわれています。

頭痛、腰痛、膝痛、肩凝りに…「梅肉エキスで湿布する」

梅には、鎮痛作用や、
血行促進作用があります。
少量の水で溶いた梅肉エキスを、
ガーゼなどに塗りつけ、
患部に貼って湿布すると、
痛みが治まります。

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

ハーブ・薬草を使うときの注意点

 

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