【セイタカアワダチソウの活用法と効果効能】デトックス効果 アトピー性皮膚炎や喘息に オイル・お茶・入浴剤 薬に頼らず健康に

強力なデトックス効果が期待できる「セイタカアワダチソウ」の効果効能や活用法をご紹介しています。

目次

セイタカアワダチソウとは?

秋になると黄色い花をつける、農道や空き地などいたるところに群生している背の高い雑草です。

漢字では「背高泡立草」と書き、別名「代萩(だいはぎ)」と呼ばれています。

原産は北アメリカで、日本には明治時代末期に切り花用の観賞植物や蜜源植物として導入されました。

その効果は?

他の雑草の発芽を邪魔をする「アレロパシー」をもつため生態系を崩す厄介な雑草というイメージが強かったり、日本の侵略的外来種ワースト100に入ったりと忌み嫌われていますが・・

実はその昔、ネイティブアメリカンの万能薬として重宝されていました。

現代でもその高いデトックス効果から薬害や公害、化学物質を洗い流してくれる高い効果が期待されています。

セイタカアワダチソウは、薬剤や公害を出すほどの力があります。
アトピーの痒みもとり、薬害で苦しむ方々もこれで助けられています。

「自然療法」東條百合子

特に特別な特効薬がなく辛い症状で悩まされるアトピー性皮膚炎が劇的に良くなったという評判が多いのが特徴です。

浄化を促し細胞を元気にしてくれるため、アトピー性皮膚炎以外にも、喘息や腎臓病、ガンの抑制などに効果を発揮すると考えられています。

代表的な有効成分

ポリフェノール植物が自身を活性酸素から護るために作り出すモノで、いわゆる抗酸化物質といわれるものです。

ポリフェノールというと、1種類しかないというイメージを持たれる方が多いのですが、実は5000種類以上あるとされていて、セイタカアワダチソウには、多様なポリフェノールが高含有で含まれています。

ポリフェノールの効果はなんといっても抗酸化作用なので、カラダのサビ(老化)を抑制する効果が有名ですが、それ以外にも、美肌効果・動脈硬化予防効果・アレルギー改善効果・更年期障害緩和効果・脂肪消費効果など嬉しい効果もたくさんあります。

フラボノイドフラボノイドもポリフェノールの1種に分類されますが、植物の葉っぱや茎に多く含まれているもので、ヒトのカラダの健康に不可欠な生理調整機能に働きかけてくれる成分です。

ポリフェノールと同等の抗酸化作用に加えて、デトックス効果・アンチエイジング効果・ストレス緩和効果・がん抑制効果や、免疫を整えたり、血液をサラサラにするなどの効果が期待できます。

サポニン水に溶かしてしっかりと混ぜると安定性の高い泡をつくることが出来ることから、天然の界面活性剤と呼ばれたりします。

ポリフェノールやフラボノイドなどの様な抗酸化作用に加えて、免疫力向上効果・肥満予防効果・血流改善効果・肝機能向上効果・咳や痰を抑える効果などがあります。

酵素酵素は、体内で、消化・吸収・代謝・排泄などを行うために必要な反応速度を速める物質なので、カラダの機能を円滑に進めるために必要不可欠な成分です。

胃もたれを軽減する効果・ 肌の調子を整える効果など、消化吸収に関わる機能に特に効果を発揮し、腸内環境の改善などにも役だってくれます。

出典:n+(natural plus)

採取時期

セイタカアワダチソウは農道や空き地などいたるところで見られる野草です。

主に9月~11月に開花する黄色い花穂を採取します。

花穂には酵素がたくさん含まれ、それに高いデトックス効果が期待されています。

ポリフェノールなどは初夏の葉っぱに多く含まれているため、葉を使ってももちろん良いです。

活用方法

セイタカアワダチソウオイル

セイタカアワダチソウの有効成分をオイルに抽出した「セイタカアワダチソウオイル」。

乾燥肌やかゆみ、火傷などお肌の気になる部分に塗布します。ただしパッチテストをしてからお使いください。

作り方

① 上から30㎝くらいの黄色い花穂がついた部分を摘みます。※セイタカアワダチソウは排気ガスや農薬の心配のないものを選びます。

② 黄色い花穂の部分を、あらかじめ煮沸消毒しておいた保存瓶に詰めます。

③ ごま油やオリーブオイル、お好みのエッセンシャルオイルを花穂が完全に浸るまでを注ぎます。※太白胡麻油はクセがなく優しい使い心地のためおすすめです。

④ 蓋をして6週間ほど保存します。

⑤ オイルを濾したら出来上がり。お肌の気になる部分に塗布します。

乾燥セイタカアワダチソウ(茶と入浴剤)

乾燥したセイタカアワダチソウをお茶にして健康・美容茶として飲んだり、デトックス等のためにお風呂に入れて使います。

作り方

① 上から30㎝くらいの黄色い花穂がついた部分を摘みます。※セイタカアワダチソウは排気ガスや農薬の心配のないものを選びます。

② 採取したセイタカアワダチソウを綺麗に洗い5~7日ほど天日干しにします。

③ 乾燥出来たら、はさみで小さく切ります。

④ お茶パックなどに③を詰めたら出来上がり。

利用法

急須に乾燥セイタカアワダチソウを入れてお湯を注いでお茶として飲んだり、

お風呂に入れて入浴剤として使います。

お茶は少し苦みがありますが後味はすっきりしています。苦手な方は他のお茶とブレンドして飲むと良いです。

お風呂に入れる場合は、水から入れて沸かすのが理想で、鍋などで煮だしてから浴槽に入れても良いそうです。

口コミや感想

実際、このお茶を飲んで喘息の辛い症状や花粉症が治まったり、

アトピー性皮膚炎で皮膚が痒くてたまらないような方が、このお風呂に入り出してから結構早い段階で改善の傾向が見られたとか。

もちろん排毒には好転反応もつきものですので、人によっては1週間ほどつらい症状が出る場合もあるかもしれません。

その場合は無理して継続せず、休みながら様子をみていくのがいいかと思います。

私はオイルを虫に刺された場所やかゆみのあるところに塗っていますが、しみることなく馴染みが良い使用感でした。

また、セイタカアワダチソウ風呂はお湯が柔らかく、いつもより体の芯から暖まる感じがしました。

そこらに生えている草で高い効果が得られるのなら、やってみる価値はあるのではないでしょうか。

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

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