「プチグレイン精油」の効果効能 利用法 孤独感や不安を緩和 薬に頼らず健康に

柑橘系の爽やかさとフローラルな甘さを含んだ、木の香りが不思議な「プチグレイン精油(アロマオイル・エッセンシャルオイル)」。

特に精神面に優れた効果を発揮し、リラックス作用が高い精油です。

目次

プチグレイン(Petitgrain)精油とは?

オレンジビターの枝や葉から採れる精油である「プチグレイン精油」。

プチグレインとは「小さな粒」という意味で、もともと未熟で粒のようなオレンジの果実から抽出されていたことから、この名が付きました。

甘さと爽やかさはネロリと似ていますがウッディーな不思議な香りがします。

プチグレン精油はその独特な香りから、香水やコロンの原料としても広く使用されています。

効能もネロリと似ていて、特に精神面に優れた作用があります。

光毒性がなく日中でも安心して使用できます。

学名Citrus aurantium
別名プチグレン、プチグレイン、ダイダイ
科名ミカン科
精油の抽出部位葉、枝
精油の抽出方法水蒸気蒸留法
主な産地パラグアイ、スペイン、フランスなど
ノートトップ
香りの強さ

プチグレイン精油の効果効能

主な成分酢酸リナリル、リナロール、リモネン、ネロール、ネロリドール など
主な作用抗うつ、鎮痙、鎮静、鎮痛、デオドラント、免疫賦活など

酢酸リナリルやリナロールなど、鎮静作用や鎮痛作用が強い成分が多く、心身のストレスをやわらげてくれます。

孤独感や不安をやわらげ、心のバランスを整える

副交感神経に働きかけて自律神経を調整する効果があります。心のバランスを整えたいときにおすすめの精油です。

不安やプレッシャーの大きい時などに、気持ちを落ち着かせて乗り越える自信を取り戻させてくれます。心を強くしたいときに有効です。

中枢神経を抑制するので、不眠のときにも効果的です。

ストレス性の呼吸器・循環器、月経痛、喘息に

プチグレインは精神面に優れた作用があるため、特にストレス性の不調に効果があります。

消化不良や下痢、便秘、胃痛、動悸や不整脈、高コレステロール血症、月経痛にも効果を発揮します。

自律神経を調整する作用や免疫賦活作用もあるため、アレルギー性の咳や喘息を改善するにも有効です。

脂性肌の悩みやシミ、頭皮のケアに

皮脂分泌を調整してくれるプチグレイン精油は、ニキビなどの脂性肌の悩みを改善してくれます。

皮膚組織を活性化する作用があり、シミを予防したり、傷やニキビを治す効果も期待されています。

頭皮ケアにも向いており、脂っぽさやフケを抑えるのにも効果があります。

おすすめの使用法

  • 芳香浴
  • 入浴
  • トリートメント
  • ヘアケア
  • スキンケア

精油を効果的に使うには

相性の良い精油

オリエンタル系の香りと相性が良いため、安眠にはベチバーやパチュリがおすすめです。

リフレッシュ効果を高めたいときは、ローズマリーやシダーウッドアトラスなどすっきりとした香りと合わせると良いでしょう。

柑橘系とブレンドすると香りに深みが出ます。

ラベンダーパルマローザなど、花の甘さをもつ爽やかな香りとも合います。

注意事項・禁忌事項

車の運転や仕事、勉強など、集中力を要する場合は使用を避けましょう。

精油の選び方・注意事項・禁忌事項

参考引用文献:これ1冊できちんとわかるアロマテラピー 梅原亜也子著

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

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