「ペパーミント精油」の効果効能 利用法 乗り物酔いや二日酔いに 薬に頼らず健康に

清涼感のあるハッカの香りで、ガムやキャンディーなどの香りづけに使われている「ペパーミント精油(アロマオイル・エッセンシャルオイル)」。

眠気を覚ますのはもちろん、吐き気を抑える作用があるため、乗り物酔いや二日酔いなどに有効です。

 

 

目次

ペパーミント(Peppermint)とは?

スペアミントとウォーターミントの交配種で、湿気のある気候を好む多年草です。

ガムやキャンディーなどの香りづけに使われており、清涼感あふれる強いミントの香りがします。

古代ローマ人はこの植物の解毒作用を信じており、宴会の際にはペパーミントで編んだ冠をかぶっていたといわれています。

ミント系のハーブには沢山の種類がありますが、ペパーミントはアロマセラピーで最も使われる精油のひとつです。

 

学名Mentha piperita
科名シソ科
主な産地フランス、イギリス、アメリカ、オーストラリアなど
抽出部位全草
抽出方法水蒸気蒸留法
香りの種類ハーブ系
ノートトップ
香りの強さ

 

 

ペパーミントの効果効能

主な成分ℓ-メントール、ℓ-メントン、メントフラン、1,8-シネオール、酢酸メンチル、ネオメントールなど
主な作用強肝、強壮、去痰、駆風、血圧上昇、解熱、健胃、抗炎症、殺菌、刺激、収れん、消化促進、消毒、鎮痙、鎮痛、通経、発汗

 

清涼感あふれる香りの成分はメントールです。

刺激作用と鎮静作用の両方を合わせもちます。

また、メントンには血圧を上げる作用があります。

 

 

乗り物酔いや二日酔いに

刺激作用があり、吐き気を緩和して胃腸の調子を整える効果があるので、乗り物酔いや二日酔いなどにも優れた効果があります。

呼吸器のトラブルにも効果的で、特に鼻づまりを解消する働きがあるため、花粉症や風邪の時にも役立ちます。

鎮痛作用があるため、頭痛などの症状緩和にも効果を発揮します。

 

眠気を覚まし、集中力を呼び起こす

脳に刺激を与えるため、頭がすっきりし眠気を覚まして、集中力を高めてくれます。

強壮作用があり、精神疲労などにも有効です。

神経を冷却する性質もあるので、ヒステリーを起こしているとき、怒っているときなど、精神が高ぶっているときにも効果があります。

 

虫刺されのケア、日焼けした肌に

炎症やかゆみを抑える効果があり、そのうえ軽い麻酔作用や冷却作用もあります。

特に虫刺されや日焼けのケアに効果があります。

脂性肌にも効果的で、ニキビをケアしたり、頭皮の脂っぽさを解消するにも役立ちます。

 

 

おすすめの使用法

  • 芳香浴
  • 入浴
  • トリートメント
  • ヘアケア
  • スキンケア

 

精油を効果的に使うには

 

相性の良い精油

ティートリーユーカリなど、清涼感のある香りと相性が良いです。

サイプレスとブレンドするとイライラした気持ちを鎮めます。

集中力や記憶力を高めるにはレモンと合わせると良いでしょう。

 

注意事項・禁忌事項

皮膚刺激があるため、濃度に注意し多量の使用を避けましょう。

妊娠、授乳中、乳幼児、てんかん症や高血圧の人などの使用は避けましょう。

 

 

精油の選び方・注意事項・禁忌事項

参考引用文献:これ1冊できちんとわかるアロマテラピー 生活の木 梅原亜也子著

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

 

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