【ローズマリー消臭剤の作り方】効果効能 除菌・虫除け・魔よけに 薬に頼らず健康に

ここではローズマリーの効果効能や「ローズマリー消臭剤」の作り方をご紹介しています。

目次

ローズマリーとは?

ローズマリーという名前は、ラテン語で「海のしずく」。海の近くでこの花が多く見かけられたことから名付けられたと言われています。

シソ科の常緑性低木で、種類によって薄紫~青、白、ピンクなどさまざまな色の花を咲かせます。

ヨーロッパでは古くから重要なハーブとして薬用や食用など多くの場面で使われてきました。

魔除けとして宗教儀式の薫香に使われていたり、20世紀初めまでフランスの伝染病患者を収容する病院では、抗菌のためローズマリーの枝が焚かれていたと言います。

また、細胞の老化(酸化)を防ぐ「抗酸化作用」の高さから「若返りのハーブ」とも呼ばれ化粧水などにも利用されています。

花言葉は「おもいで」、「かわらぬ愛」です。

学名Rosmarinus officinalis
別名rosemary、マンネンロウ
科名属名シソ科マンネンロウ属
原産地地中海沿岸
大きさ50m~1.5m
利用方法ハーブティー、料理、ヘルスケア、クラフト、園芸
利用部位葉、枝、花

ローズマリーの効果効能

感染症対策に

ローズマリーに含まれる、ローズマリーシネオールという成分は、殺菌作用がとても高いため、

インフルエンザなどの感染症を予防し、空気の浄化に適しています。

去痰作用、抗カタル作用、粘液溶解作用などがあるといわれカタル症状、風邪や気管支炎などの呼吸器系や消化器系のトラブルにも有効です。

集中力・記憶力向上、アルツハイマー病抑制

ローズマリーは記憶力を向上させる効果や頭をクリアにして集中力・注意力を高める効果があるといわれています。

勉強中や運転中など集中力を高めたいときに、ハーブティを飲んだり、アロマの香りを利用してみるのもおすすめです。

また、精神を安定させたり物事に対する意欲を高めたりするメンタルケアハーブとしても注目を集めています。

東京工科大学の研究等では脳神経への作用に関する科学的根拠が示され、ローズマリー由来のカルノシン酸には、アルツハイマー病を抑制する効果があると発表されました。

東京工科大学の研究

長瀬産業(株)研究開発センターの研究

美肌・アンチエイジング効果

ローズマリーは「若返りのハーブ」ともいわれ、アンチエイジング効果が有名です。

ローズマリーには抗酸化成分であるロスマリン酸やカルノシン酸が含まれおり、細胞の老化や、シミ・シワの原因となる活性酸素を除去することで、健康で若々しい体づくりをサポートしてくれます。

肌の収斂作用もあるため、肌を引き締める効果があるともいわれています。

アレルギー緩和

ローズマリーに含まれるロスマリン酸と呼ばれる成分は、花粉症などのアレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑制する作用を持っています。

血行促進

ローズマリーに含まれるフラボノイド(ジオスミン)は、しなやかで丈夫な血管をつくり、血行を促すことで代謝をアップさせる作用があります。

冷えやむくみの解消にも効果的です。

髪の健康に

ローズマリーのもつ収斂作用や抗菌作用、血流促進作用は、頭髪のトラブルにも有効であるといわれています。

頭皮のべたつきやフケを予防し、男性型脱毛症(AGA)にも効果が期待されています。

Promotion of hair growth by Rosmarinus officinalis leaf extract

ローズマリーの活用法(利用法)

ローズマリーは香辛料としてお料理やドリンクに使われるのはもちろん、その力強く持続性のある香りは石けんや香水、ポプリなどにも活用されています。

水蒸気で抽出された精油はアロマ製品としても広く活用されていますし、

ローズマリーは美容にも効果的なため、化粧品もたくさん販売されています。

ローズマリーの注意点

ローズマリーはハーブの中でも作用や刺激が強い部類に入ります。オイルなどを使用する場合は使用量を守らないと、肌トラブルの原因となってしまう場合も。

妊娠中は子宮収縮、高血圧の人は血圧を上昇させる危険性があるので注意が必要です。合わせて、授乳中の人、小さい子ども、てんかんのある人は刺激が強すぎるので使用を避けましょう。

ペットを飼っている場合も注意が必要です。とくに猫にとってはローズマリーは有毒なので、使用する場所に猫を入れないようにするなどの配慮が必要になります。

【ローズマリー消臭剤】の作り方

ローズマリーは空間を浄化したり、頭をクリアにしてくれる効果があることがわかりました。

そこでとても簡単に作ることが出来る「ローズマリー消臭剤」を作ってみました。

その殺菌作用により空間浄化はもちろん、虫除けやルームフレグランスにもなるためとてもお勧めです。

用意するもの

ローズマリー(ドライハーブでも可)適量
重曹適量
保存瓶1個
通気性の良い布1枚

重曹4:ローズマリー1くらいの分量で作りましたが決まりはありません。

香りが物足りない場合はアロマオイルを数滴垂らしても良いと思います。

重曹は直接肌につけたり、口にしたりしないため掃除用や工業用のものでも大丈夫です。

 

 作り方

採取したローズマリーをカラカラになるまで(3,4日ほど)乾燥させます。

乾燥出来たら、葉を枝からとります。(葉のみ使います)

※市販のドライハーブでも良いです。インターネット通販やハーブ専門店などで買うことが出来ます。

清潔な保存瓶を用意し、重曹→ローズマリー→重曹→ローズマリーの順に交互に入れます。

瓶を軽く振って混ぜ合わせます。

通気性の良い麻布やガーゼなどで蓋をしたら出来上がりです。

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

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