【野草を食べる】オケラの効果効能(薬効)と利用方法 薬に頼らず健康に

アクもクセもなく山菜の中でも美味しい「オケラ」。

ここではオケラの効果効能(薬効)と利用方法をご紹介しています。

目次

オケラとは?

日当たりの良い乾いた草地に生える「オケラ」は雌雄異株の多年草で草丈は50~100㎝です。

葉は皮状でかたく、ふちに細かい棘がついているので注意が必要です。若芽のうちは綿毛を被っていて柔らかく美味しくいただくことができます。

茎の先に白やい紅色をした花をつけます。

中国では不老長寿の薬としても知られ、様々な漢方薬にも使われています。

昔は燻して除湿、防カビ、蚊よけに使われていました。

学名Atractylodes japonica
科名属名キク科オケラ属の多年草
別名カイブシコケラ、カイブシノキ、ウケラ等
分布本州、四国、九州
生薬名白朮、蒼朮
利用方法薬用、食用

採取時期

秋から冬に根茎を掘り取り、良く洗って泥を落としたら、4~5日天日干しに薬酒や煎じ薬等に利用する。

春(4月~6月頃)に新芽、若葉を採取し調理をして食べます。

効果効能(薬効)と利用方法

健胃、めまい、浮腫、頭痛、腰痛などに

天日干しにした根茎を1日5~10g、コップ1杯の水が半量になるまで煎じて食前3回に分けて飲むと、体内の代謝を正常に調整する働きがあり、健胃、整腸、利尿、鎮静、鎮痛、強壮、発汗に。

駆風剤として浮腫、めまい、胃内停水、頭痛、腰痛、尿利減少などにも良いといわれています。

中風に

中風にはオケラの根茎を酒で煎じて服用します。

 湿気に

根茎を室内でいぶすと、湿気を払いカビの発生を防ぐといわれています。

 オケラを食べる

新芽、若葉

4月~6月に新芽、若葉を採取します。アクもクセもなく、そのまま味噌汁に入れたり、煮物、天ぷらなどで美味しくいただくことができます。かむほどに独特の香りとコクが広がります。

塩ゆでして冷水にとり、ゴマ和え、おひたし、汁の実、揚げ物、煮物、辛子和え、卵とじなどいろいろな料理に使うことができます。

薬酒

根茎をきれいに洗い、厚さ1~2㎝に刻みます。それを天日干しにして、3倍量の焼酎に漬けます。

5~10か月で少し苦みがありますが、香りのある黄褐色のリキュールができます。

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

ハーブ・薬草を使うときの注意点

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