【ヨモギの万能オイル】の作り方 美肌・痒み・傷などに 薬に頼らず健康に
「ハーブの女王」といわれる「ヨモギ」は、美肌や傷などに欠かせない沢山の抗酸化成分を含んだ薬草です。
ここでは、そんなヨモギを使った「ヨモギの万能オイル」をご紹介しています。
目次
ヨモギの万能オイルとは?
春から夏にかけて、道ばたや河川敷などに力強く生えてくるヨモギには、たくさんの美肌成分が含まれています。
そんなヨモギをごま油でゆっくり煮出し、有効成分をダイレクトに取り入れることができるのが「ヨモギの万能オイル」です。
ヨモギの美容効果
美白効果 | ビタミンCとビタミンAが含まれ、クロロフィルとの相乗効果で美白効果が期待できます。 |
肌の炎症や肌荒れを鎮める | クロロフィルが含まれています。クロロフィルには殺菌作用があるため、肌の炎症やニキビの原因であるアクネ菌の繁殖を防いでくれます。 |
アンチエイジング | クロロフィルとフラボノイドが含まれているため抗酸化作用があります。老化の原因である活性酸素を取り除いてくれるためアンチエイジングに有効です。 |
肌のハリ・弾力を取り戻す | 抗糖化作用により肌のハリ・弾力を取り戻すことができます。 ※糖化とは、たんぱく質と糖がくっついてしまい、コラーゲンやエラスチンなどが固くなり、肌のハリ・弾力が失われてしまう状態。 |
ダイエット | 新陳代謝を良くしてくれる、香り成分のシオネール等がふくまれるため、脂肪の燃焼をたすけてくれます。 |
ホルモンバランスを整える | 香りにはリラックス効果があるため、自律神経を整えます。 シオネール、アルファーツヨン、セキステルベンが血行を促進し、臓器のすみずみまで血液が行きわたるため、子宮や卵巣の状態が良くなります。 |
アトピー・傷・火傷・虫刺され | ヨモギには抗炎症作用があります。そのためアトピーなど皮膚のかゆみを沈め、きれいな肌への生まれ変わりを早めることが期待できます。 そのほか、傷や火傷、虫刺されなどにも効果的だといわれています。 |
ヨモギの万能オイルの作り方
用意するもの
ヨモギ | 50g |
ごま油(☆太白のごま油がおすすめ) | 200g |
金属ではない鍋(土鍋やホーロー鍋がおすすめ) |
☆太白のごま油は色や香りが優しく、クセのないゴマ油なので大変おすすめです。オリーブオイルでも作ることができます。
作り方
① 採取したヨモギを天日干し
できるだけ車がよく通るところや、農薬の心配がある場所のものではなく、綺麗なヨモギを採取します。
きれいに洗い、葉だけを使うので、茎から葉をとります。
その葉を10分間天日干しにします。
天日干しにすることによって、エネルギーがアップします。
② 鍋にヨモギとゴマ油を入れ煮出す
鍋にヨモギとごま油を入れ、ごく弱火で30分間煮ます。
火が強すぎると天ぷらのようになってしますので、時々火を止めるなどして、火加減を調節しながらゆっくり優しく煮だします。
30分後、オイルが深い緑色になったら火を止め、冷めるまで少し待ちます。
③ オイルを濾す
ザル、ボール、ガーゼなどを用意し、オイルを濾します。
④ 保存容器に移す
保存容器にオイルを移します。
冷蔵庫で保存したら2、3年もつ場合もありますが、1年くらいを目安に使い切りましょう。
ヨモギオイルの使い方
肌につけてみると、すーっと肌に素早く浸透します。さらっとしていて微かにヨモギの香りがします。
私はハンドクリームとして使っており、カサカサした肌に潤いが戻り、手湿疹もきれいに治ってしまいました。
この万能オイルは、火傷、切り傷、止血、虫刺され、肌荒れ、かゆみ、湿疹、ひび割れ、乾燥肌等に抜群な効果を発揮します。日焼けのほてりやかみそり負けにも使うことができるので、ご家族全員で使うことができますよ。
注意事項
キク科アレルギーの方はご使用を控えてください。
また、肌に合わない場合もあるため必ずパッチテストを行ってください。異常がみられた場合は直ちに使用をやめてください。
妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。
使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。