【野草を食べる】ウツボグサ(カコソウ)の効果効能・利用法・食べ方 眼病、リンパ腺炎(腫)、膀胱炎など

6月〜8月に紫色の花を咲かせる「ウツボグサ」。

生薬名は夏枯草(カコソウ)といい、枯れて褐色になりはじめた花穂を民間薬として利用します。

摘み取り、天日干しして乾燥させた夏枯草は、利尿、消炎作用があり、腫れ物、腎臓炎、膀胱炎等の生薬として利用されてきました。

ウツボグサとは?

ウツボグサは山地の日当たりがよい草地に咲く多年草で、花穂は夏至を過ぎると枯れ、茶褐色となるので「夏枯草(カコソウ)」ともいいます。

また花の形が、昔の武士が出陣の時、背負っていた矢入れ(靭:うつぼ)に似ているのでウツボグサというそうです。

白い花はシロバナウツボグサと呼ばれます。仲間のセイヨウウツボグサは、ヨ-ロッパでハーブとして胃腸薬などの民間薬にも利用されています。

天ぷらやお浸しとして取り入れると、リンパ液の流れを良くし、リンパ腺の炎症を鎮めてくれます。

風邪を引くと長引きやすい人や、リンパ腺の腫れやすい人、疲れなどで眼球が痛くて困る人、排尿がスムーズでない人におすすめの植物です。

学名Prunella vulgaris var. lilacina
科名シソ科
別名カコソウ、クスリグサ、タワラグサ
生薬名夏枯草
利用部位花穂、全草
利用形態薬用、食用

薬効と使用法

眼病、尿の悩み、肺結核など(花穂)

天日乾燥させた花穂を、1日10〜30g煎じて服用すれば、るいれき(頸部リンパ腺炎)、眼病(特に眼球が激しく痛むもの)に効果があります。茎葉、根を加えた方がさらに効果があると言われています。


また消炎、利尿薬として浮腫、尿閉、残尿感、排尿不快感、腫物、脚腫、腎臓病、糖尿病、膀胱炎、高血圧、脳出血、助膜炎、肺結核、ヒステリー、血の道、子宮病、結膜炎などに効果があると言われています。

また、便通も整えます。

打身、ねんざ(夏枯草、茎葉、花穂)

煎液を湿布または塗布すれば打身、ねんざ、腫物に効果があります。

煎液でうがいをすれば口内炎、扁桃炎に効きます。


※ウツボグサは生薬としては花穂が主に利用されますが、痛みが強い場合は全草を利用した方が良いです。全草には麻酔作用もあるが花穂は鎮痛作用のみで麻酔作用は少ないです。

食し方

生で天ぷら、茹でてお浸し(若葉、若茎)

生のまま天ぷらとする他、塩をひとつまみ入れた熱湯で茹で、よく水にさらし、お浸し、油炒め、胡麻和え、辛子和えなどにします。

食べるとスッキリした朝を迎えることができます。

花穂の天ぷら、酢の物

花穂はきれいに洗い、薄めの衣で天ぷらにするか、から揚げにします。

花穂から花だけをとり、熱湯にくぐらせ、甘酢、二杯酢、三杯酢で赤く染まった花を味わうのも良いでしょう。

参考引用文献:大地の薬箱 食べる薬草事典 春夏秋冬・身近な草木75種 村上光太郎著

ハーブ・薬草を使うときの注意点

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

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