【スギナ酒の作り方】効果効能 ケイ素(シリカ)豊富 松果体にも 薬に頼らず健康に

驚異の生命力を持ち、現代人が不足しがちなケイ素(シリカ)をたくさん含んだスギナで「スギナ酒」を作りました。

目次

スギナとは

スギナは、ツクシが成長した後に生えてくる草のことです。

別名「地獄草」ともいわれ、とてつもなく生命力が強い雑草としても知られています。

太平洋戦争で広島に原子爆弾が落とされたとき、一番初めに生えてきたのがスギナだといわれています。

畑や空き地などあちこちにはえてくる厄介な雑草という印象のスギナですが、実は効能の高い薬草として様々な所で研究がおこなわれてきました。

例えば、自然療法医でもあるドイツのセバスチャン・クナイプ神父やオーストラリアの生物学者のリファルト・ヴルフォート氏は、スギナは膀胱炎・ガン・リウマチ・結石等に効果があると実体験に基づいて発表していたり、日本の薬物学者・宇田川榛斎、自然療法研究家・東城百合子氏なども同様にスギナの効能を述べています。

学名Equisetum arvense(エクイセトゥム アルウェンセ)
和名すぎな(杉菜)
生薬名門荊(モンケイ)
科名とくさ科 / トクサ属(トクサ属に属する多年草)
ハーブ名Field horsetail(フィールドホーステール)、Common Horsetail(コモンホーステール)
産地・分布ユーラシア、北米大陸

どこで摘める?

日本全国の山野、畑地、道ばたに普通にみられます。

1度生えるとなかなか途絶えない、除草が大変な雑草としてもしられているため、思わぬところに生えていたりもします。

5~7月に栄養茎を採取し、水洗いしたあと少し天日干しにするとエネルギーがアップします。

スギナの効果効能

スギナには現代人が不足しがちな、ミネラルが豊富で、カルシウムはほうれん草の155倍、リン、カリウムは5倍、マグネシウムは3倍という驚くべき栄養素を含んでいます。

ミネラルは体を構成するだけでなく、体の機能を維持したり調節したりするのに重要な役割を担っています。

さらに、スギナにはたくさんのケイ素(シリカ)が含まれています。

ケイ素はカラダの色々な組織の接着剤の役目をしており、例えば骨を強くするカルシウムや美肌をつくるコラーゲンを結びつけるとっても大切な成分です。

他にもデットクス・抗酸化作用もあり、ずっと若々しく元気でいる為にケイ素はとっても大切なのです。

また、ケイ素を摂取することで、脳の脳下垂体、第3の目と呼ばれ、オカルティックな分野で古代から現在まで注目されている「松果体」に良い影響を与えるともいわれています。

スギナは医療先進国のドイツでは当たり前のように健康維持に利用されています。

骨の発育にスギナは植物には珍しくケイ素を豊富に含んでいます。

ケイ素は体内で骨や軟骨の発育に関わるほか、コラーゲンやエラスチンなどの結合組織を強化する働きがあります。

そのため爪や歯を育成し、骨粗鬆症対策にも有効だと言われています。

老化防止・ガン・生活習慣病にケイ素には活性酸素を除去してくれる作用があります。

活性酸素は細胞を攻撃するため、老化やさまざまな病気の原因になります。

スギナはその活性酸素を除去してくれるため、老化によるシワ、シミなどを予防するアンチエイジングに効果があり、ガンや生活習慣病の予防になるといわれています。

美肌・デトックスにケイ素には血管の若返り効果があります。

そのため、血流を良くし細胞に酸素や栄養素を十分に届けてくれるので、新陳代謝が活発になります。

結果としてニキビや吹き出物などが改善し、顔色もよくなるため、デトックス、美肌効果を得ることができます。

美髪にケイ素は髪の育成に必要なタンパク質の結合を助けてくれるため、白髪や抜け毛を予防し髪の健康を保ってくれます。
むくみ・高血圧にスギナに含まれるカリウムには利尿作用があるため、むくみや高血圧の改善に役立ちます。ただし、腎臓疾患がある人は使用しないでください。
二日酔いにスギナにはデトックス効果があるため、二日酔いにも効果があるといわれています。
体臭にスギナに含まれるケイ素には、口臭や体臭の予防に効果があるといわれています。
睡眠に松果体からメラトニンが分泌されることで、質の良い睡眠を得ることができます。ケイ素は松果体の形成を助けるため、スギナをとることにより睡眠の質が向上します。
アレルギーにスギナに含まれるケイ素は、免疫システムのある腸内環境を整えるため、花粉症やアトピーなどのアレルギーの改善に期待できるといわれています。
自律神経の乱れにスギナにはナトリウムとカルシウムが豊富に含まれています。そのため自律神経の乱れを整えてくれる作用があるといわれています。

「スギナ酒」を作ってみよう

用意するもの

スギナ適量
氷砂糖スギナと分量と同じ、または半量(蜂蜜や砂糖でも良い)
35度以上のホワイトリカー適量
保存瓶

作り方

煮沸消毒した保存瓶にきれいに洗ったスギナ、氷砂糖を入れます。

保存瓶にホワイトリカーをひたひたになるまで入れます。

ウォッカなどの強い酒(アルコール35度以上)でも作ることができます。

直射日光が当たらないところで保存します。

氷砂糖が溶けるまで、たまに瓶を振ります。

1か月くらい経つと飲むことができ、2か月以上置いておくとより効果が高くなります。

 

飲み方

飲むときは茶こしなどで濾していただきます。原液のままだと濃い味なので水や炭酸水で割って飲むと美味しいです。

抹茶のような味がします。

注意

たくさん摂取しすぎるとチアミン欠乏症になる恐れがあるため、多様摂取は避けましょう。

 

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

ハーブ・薬草を使うときの注意点

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