【野草を食べる】ウコギの薬効と利用法 腰痛、足腰の麻痺などに 

昔から春の山菜として食べられてきた「ウコギ」。

あまり身近ではない食材ですが、その薬効からサプリメントやお茶なども販売されています。

今回は少しクセのある独特な香りが魅力の、「ウコギ」の利用法、効果効能をご紹介します。

ウコギとは?

学名Eleutherococcus Maxim.
科名ウコギ科
別名イツカキ、ムコギ
生薬名五加皮(ゴカヒ)
利用部位新芽、若葉、根皮、果実、花
利用形態薬用、食用、酒用、茶用

ウコギの旬の時期は、3月〜6月です。

味は、かなりクセがあり、苦味がある味と独特の香りがあります。

ウコギには、北のほうに自生するエゾウコギ、山に自生するウコギ、暖かい地方に自生するヤマウコギ(オニウコギ)などがあり、効果の面から言えば、エゾウコギ › ウコギ › ヤマウコギの順になります。

植えるのなら、エゾウコギやウコギがよいでしょう。

エゾウコギの効能は、高麗人参を遥かに越えるとも言われており、別名シベリア人参とも呼ばれています。

根の皮を生薬名で五加皮(ゴカヒ)といい滋養強壮、強精、鎮痛剤として利用します。

とくに腰痛、足腰の麻痺などのある人には、欠くことのできない植物です。

薬効と使用方法

強壮、鎮痛(五加皮)

1日に10~20g煎じて服用すれば強壮、強精、鎮痛剤として陰委(インイ)、神経衰弱、腰痛、足腰の麻痺、関節リウマチ、腹痛、蕁麻疹、毒草を誤って食べて起こった全身浮腫、小児の発育不良に効果があるといわれています。

強壮、更年期障害、リウマチ(五加皮酒)

根皮を煎じた液に麹を加えて醸造するか、根皮の10倍量の酒で浸出した五加皮酒は強壮、強精剤となるほか、低血圧、全身麻痺、更年期障害、不眠症、リウマチなどに効果があります。

足腰の弱い人(ウコギ飯、ウコギ茶)

ウコギ飯(若葉を炊きあがったご飯にまぜる)、ウコギ茶(ウコギの葉、クワの葉、クコの葉を等量混合してお茶にする)はいずれも強壮、強精剤となり足腰を強めます

その他

ウコギには水溶性のクロロゲン酸が多量に含まれていることが判明しており、これはポリフェノール類の一つで、高い抗酸化作用があります。そのため、ガンなどの病気や老化防止に効果があると考えられます。

ウコギの食し方

ウコギ飯

アクが気になる場合は、塩を入れた熱湯で茹でたあと水にさらしてください。

水洗いしたうこぎを細かく刻み塩をします。しんなりしたら水洗いし、 よく水気を切ってもう一度軽く塩をふります。ご飯の炊きあがりに混ぜると、ウコギ飯となります。

ウコギ飯はおむすびにしても美味しくいただけます。

ウコギの煮浸し

葉は茹でて水にとり、軽く絞ります(100g)。油揚げ2枚は1㎝幅に切り、油抜きにします。

高野豆腐1枚はもどして薄く切っておきます。

鍋に出汁1.5カップ、醤油、みりん各大さじ4、砂糖大さじ1.5を合わせ、油揚げと高野豆腐を落とし蓋をして中火でゆっくり煮ます。

汁が3分の1程度になったら火を止め、煮汁が冷めたころ、ウコギを鍋の隅にまとめて入れ、汁に浸します。

煮上がった材料とウコギを混ぜ合わせて小鉢にこんもりと盛り、汁をはります。

ウコギ茶

成葉、若葉は茶剤(ウコギ茶)とします。

蒸して乾燥するか、乾燥後に炒って急須でいれると美味しいウコギ茶となります。

ウコギ、クコ、茶の葉を同量ずつ混ぜると万人向きになります。

薬酒

五加皮(ウコギの生薬名)50g、砂糖10~15gに焼酎(アルコール濃度が高いほど美味しい)1.8ℓを加えて密封し、冷暗所に3か月ほど貯蔵します。

または、五加皮(根皮)を煎じた液に麹を加えて醸造して薬酒とする方法もあります。

保存方法

山菜の「旬」はとても短く、野菜等にくらべ日もちがしません。早めに召し上がるのをおすすめします。

長期保存するには、堅めにゆでで冷水にさらし、小分けにしてできるだけ水気をとってから保存袋に入れ(空気を抜く)、急速に冷凍します。戻すときは室温で自然解凍し、それから調理します。

参考引用文献:大地の薬箱 食べる薬草事典 春夏秋冬・身近な草木75種 村上光太郎著

ハーブ・薬草を使うときの注意点

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

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