【野草を食べる】ウド(独活)の効果効能 利用法 解熱・強壮に 薬に頼らず健康に

太古の昔から日本に自生していた「ウド」は、独特な風味が特徴的な山菜です。

食用としてはもちろん、解熱や鎮痛、滋養強壮などの効果があり、漢方薬としても重宝されています。

 

 

ウド(独活)とは?

学名 Aralia cordata
科名属名 ウコギ科タラノキ属
国内分布域 北海道、本州、四国、九州
生薬名 独活、和羌活
利用部位 新芽、若葉、花、つぼみ、果実、茎、根
利用法 薬用、食用、浴用
注目すべき効果 むち打ち症、半身不随

 

斜面や崖など過酷な場所に生えるウド。

独特な風味が特徴的な山菜で、食用として畑で栽培されることもあります。

ウドは7-8月に花を咲かせ、9-10月に実のなる多年生の植物です。

若葉、つぼみ、芽および茎の部分が食用になります。つぼみや茎は採取期間が短いですが、若葉はある程度長期間に渡って採取することができます。(食物アレルギーがある場合があるので、食べる際注意が必要です。)

薬用としては、根茎を独活(どくかつ)と称し独活葛根湯などの漢方に利用され、根も和羌活(わきょうかつ)として利用されます。

 

 

効果効能と使用方法

ウドの根を煎じて飲んだり、ウドを山菜として食べると、交通事故の後遺症であるむち打ち症に効果があります。

ウドにはリンパ液の流れをよくする作用があります。頭がボーっとしがちな人(注意力がないだけではなく、頭帽感がある人やのぼせる人)は、常に食べると良いでしょう。

強壮剤(茎・根)

絞り汁を飲めば強壮剤となり、統合失調症にも効果があります。

解熱・鎮痛・リウマチ・歯痛(根)

常食または1日15g煎じて服用すれば強壮、解熱、鎮痛剤として頭痛、風邪、めまい、中風、半身不随、神経痛、リウマチ、関節痛、腎臓病、助膜炎、肝臓病、歯痛、化膿止めなどに効果があります。

肩こり・痔(薬湯)

根をお風呂に入れて薬湯にすれば、肩こり、痔に効果があります。また、9月ごろ採取した生の葉をお風呂に入れてもよいでしょう。

 

 

利用法

 

あらゆる調理に(新芽)

暖地では3月から、雪の多い地方では4~5月、高冷地では5月中旬から6月中旬、枯れた茎の近くに若芽がみられるので、若いウドの芽を茎の根本から切り取ります。

よく洗って皮をむき、薄切りにし、酢を落とした冷水に晒し(色の変色を防ぐ)、サラダに入れたり、酢の物、あえ物、油炒め、煮物、てんぷらなど、あらゆる調理法が可能です。

 

一夜漬け

皮をむき酢水に晒したウドは水気をふいて、白みそと酒粕をみりんでのばした漬け床に1日以上置きます。

斜めに薄切りしていただきます。

 

きんぴら

皮や葉を利用する一品です。

ウドの皮は、縦の繊維に対して斜めに千切りして、酢水に浸します。

葉はゆでて、水に浸し、細かく刻みます。だしがら昆布をごく細い千切りにしたものと合わせてサラダ油で炒め、醤油、みりんで調味します。七味などを好みで振り入れましょう。

 

 

アク、苦み抜きの方法

赤や緑に色づいているところは苦みが強くなります。

手早く塩ゆでして、冷水に浸して使います。

 

 

生長したウドの食べ方

大きく生長したウドでも、ひらき切らない茎先の若葉はフライ料理にできます。

また、根元から刈り取り、ひらきだしている葉はすべて切り捨て、根元から芽先まで、一本のまっすぐな茎に整理し、塩漬け、粕漬け、味噌漬けにします。5~6か月後から食べられます。

茎は4~5分間塩漬ゆでしたあと流水で塩を抜き、油炒めにしてもよいです。

葉は乾燥後、粉末にして料理に混ぜて使います。

 

花、つぼみ、果実の天ぷら

花、つぼみ、薄緑色のごく若い果実は、穂のまま摘み取り、薄く衣をつけ、姿揚げにします。

花火が開いたような形が美しく、香りがよいです。

 

果実酒

黒く熟した果実をガーゼなどで包み、3~5倍量の焼酎に漬け、果実を30~40日で引きあげます。

3~5か月で赤みのある褐色のリキュールになり、香りのよい辛口に仕上がります。

 

 

 

参考引用文献:

大地の薬箱 食べる薬草事典 春夏秋冬・身近な草木75種 村上光太郎著

食べる野草図鑑 岡田恭子著

 

 

ハーブ・薬草を使うときの注意点

 

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

 

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