【野草を食べる】ユキノシタの効果効能・利用法・食べ方 美容や傷・炎症、子どもの風邪・ひきつけに 

生命力が強く、薬効の高い植物である「ユキノシタ」。雪の下でも枯れずに、元気なためこの名前がつきました。

食用より民間薬として活躍してきた野草で、中耳炎や子どもの咳・ひきつけなどの治療によく利用されていました。また、傷や炎症に効果があるユキノシタのエキスには美容効果もあり、化粧品にも用いられています。

目次

ユキノシタとは?

湿ったところや岩の上などに生える多年草で、花茎は高さ10~40㎝になります。

紅紫色のランナーを出し、その先に新しい株をつくって増えていきます。

雪が積もっていても枯れないで、その下に緑の葉を付ける生命力から名付けられたといわれる「ユキノシタ」。また、雪のように白い花の下に葉を広げるという意味もあります。

葉が虎の耳のように見えることから、漢名(生薬名)を「虎耳草(コジソウ)」ともいいます。

学名Saxifraga stolonifera
科名属名ユキノシタ科・ユキノシタ属
別名イワブキ、キジンソウ、金線草など
生薬名虎耳草(コジソウ)
利用部位葉、蕾
利用形態薬用、食用

ユキノシタの摘み方

葉は1年中、花は6~7月ごろに、北海道から九州までの山地や平地の日陰や湿った場所で摘めます。

葉と花を茎から手で摘みます。ただし、お茶を作る場合は花を含めて全草採取します。

薬効と利用法

切り傷・炎症(葉)

生葉汁を患部に塗布、生葉をもんで貼ると消炎、排膿剤として切り傷、やけど、しもやけ、痔、虫刺され、漆かぶれ、ニキビ、腫物や耳だれ、中耳炎、外耳炎、扁桃炎、咽喉炎に効果があります。(少量の塩をいれるとさらに良いです)

葉を火で軽くあぶって、ドロドロしたものを患部にはり、1日2、3回取りかえるとよいです。

痔の痛みには、煎汁を脱脂綿に浸して、患部をなでるようにすると痛みがやわらぎます。

百日咳、てんかん、子どものひきつけ(生葉汁)

塩を少し入れてもんだ汁を服用したり、生葉を天ぷらにして食べると、百日咳、てんかん、子どものひきつけに効果があります。

風邪から腎臓結石まで(虎耳草)

乾燥させた葉を1日5~10g煎じて服用すれば健胃、解毒、解熱、鎮咳剤として、風邪、百日咳、子どもの咳、ニキビなどの肌荒れ、むくみに効果があります。

また、心臓病、腎臓病にも効果があります。(ショウガを少し入れるとさらに良いです)

腎臓結石にもよいです。

ユキノシタエキスの美容効果

切り傷や腫物の改善に効果があるユキノシタは、もちろん美容にも効果を発揮します。

ポリフェノールの一種であるベルゲニンやフラボノイドが豊富に含まれ、強い抗菌作用や抗酸化作用を持っています。また、含まれるアルブチンには、メラニンの合成を抑制する作用もあり、

美肌・アンチエイジング・美白効果が期待できます。

インターネットでも「ユキノシタエキス」が販売されているため、気になる方は試してみましょう。

ユキノシタエキスの作り方

お肌のトラブルに効果を発揮する「ユキノシタエキス」を作ってみましょう。

【材料】
ユキノシタの生葉(乾燥したものでも可)10gくらい
ホワイトリカー40cc
精製水60cc

ユキノシタをホワイトリカーに漬けて、有効成分を抽出したものが、「ユキノシタエキス」です。

煮沸消毒をしておいたガラス瓶に、洗ったユキノシタの生葉と、ホワイトリカー、精製水を入れ、冷暗所で2週間以上熟成させます。その後、コーヒーフィルターやガーゼなどでこして、ユキノシタエキスを抽出しましょう。

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食べ方

茹ですぎに注意(葉・蕾)

葉や蕾は塩を少し入れて茹で、水に晒してから酢味噌和え、辛子和え、ゴマ和え、酢の物、炒め物、煮物などにします。

酒を少し混ぜるとさらにおいしくなります。茹ですぎると、とろけてしまいます。少し硬さが残るくらいが美味しいです。

天ぷらのコツ(葉)

生で衣を薄めに裏面だけにつけて、やや低温の油で揚げると見た目もよく美味しいです。

参考引用文献:大地の薬箱 食べる薬草事典 春夏秋冬・身近な草木75種 村上光太郎著

ハーブ・薬草を使うときの注意点

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

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