【野草を食べる】クチナシの効果効能 不眠症や便秘に 薬に頼らず健康に

美しい白い花が特徴的な甘い香りがする「クチナシ」。

取り入れることで不眠症や便秘、胃痛などを解消してくれる東アジア原産のアカネ科の植物です。

 

 

目次

クチナシとは?

 

暖地の常緑樹木の境目などに生える常緑低木で、高さ2mほどになる「クチナシ」。

庭木や切り花用に植栽されます。

葉は対生し長さ5~11㎝の長楕円形で、樹皮は灰緑色~灰褐色です。

芳香のある6~7㎝の白い花が咲き、中国では茶の香りづけに用いられることもあります。

果実は長さ約2㎝の卵型で、熟すと黄赤色になり、食品や衣料の染料としても重宝されます。

 

学名Gardenia
科名属名アカネ科クチナシ属
別名ガーデニア、ヤエクチナシ(八重梔子)、センプク、ケープジャスミンなど
生薬名山梔子(サンシシ)
国内分布域本州(静岡以西)、四国、九州、沖縄
利用部位花、果実
利用法薬用、食用、茶用

 

 

薬効と利用方法

採取

秋に良く熟した果実を採取し、天日干しにする。(山梔子)

 

きのこ、魚の中毒や止血、利尿に

山梔子を1日5~15g煎じて服用すると解毒剤となりキノコ中毒、魚の中毒に効果があります。

また、消炎、止血、浄血、鎮痛剤として充血、吐血、鼻血、痔出血、子宮出血、食道炎、喉の腫れ、胃痛、胃酸過多、黄疸、胸痛、肝炎、口内炎、頭痛、不眠症、神経痛、腰痛、神経衰弱などに効果があるといわれています。

 

うがい薬

山梔子の煎液でうがいをするとのどの痛みに良いといわれています。

また、煎液で温湿布すると乳腺炎にも効果が期待できます。

 

外用薬

山梔子を粉末とし、水あるいは卵白で練って外用すれば火傷、シミ、腰痛、打撲傷、リウマチに効果があります。

 

下血、鼻血止め

山梔子を炒って粉末にして服用すると良いです。

 

 

利用の仕方(薬食健康法)

クチナシ茶

花を乾燥させて花茶を作ることができます。ジャスミンに似た香りを楽しむことができます。

また、乾燥させた果実に熱湯を注いで飲用しても良いでしょう。

 

花をいただく

花びらをそのままに天ぷらにしていただいたり、さっとゆでて酢の物にするのも良いでしょう。

酢の物はぬめりが出ておいしく熟睡することができます。

生あるいは湯通ししてサラダにいれてもコリコリとした歯触りが楽しめます。

米と小豆を良く煮てから、クチナシの花と砂糖を入れた粥もおいしいです。

 

 

 

ハーブ・薬草を使うときの注意点

参考引用文献:大地の薬箱 食べる薬草事典 春夏秋冬・身近な草木75種 村上光太郎著

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

 

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