婦人科系のトラブルに「アンジェリカ」の効果効能

アンジェリカとはラテン語で「天使」を意味する「Angelicus」に由来します。

古くから女性のための治療薬として使われ、現在でも妊活や更年期など、婦人科系のトラブルに用いられています。

今回は「女性のための朝鮮人参」ともいわれる、アンジェリカについてご紹介します。

 

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目次

アンジェリカとは?

ヨーロッパではアンジェリカの芳香が悪魔を退け、病気を治す万能薬だと信じられてきました。

中世では最も重要なハーブのひとつと言われ、胃液や胆汁の分泌を促し消化不良や食欲不振の改善を目的とし、ベネディクト酒やシャルトルーズ酒の材料として使われてきました。

また、1400年から1600年にヨーロッパで大流行したペスト(黒死病)に対して役立ったと言われています。

 

学名
Angelica archangelica
別名・和名セイヨウトウキ
科名セリ科
原産地北・南ヨーロッパ、西アジア
使用部分葉、花、茎、根、種
効能疲労回復、自律神経調整、代謝促進など

 

 

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アンジェリカの効果効能

婦人科系のトラブルに

古くから女性のための治療薬として使われてきたアンジェリカ。

クマリンなど血液を浄化し免疫機能を調整するポリフェノールが含まれているため、妊活や更年期、PMSなど婦人科系のトラブルに効果があると言われています。

また、血流がアップするので、生理痛や月経不順、貧血、冷え性などのケアにもおすすめです。

 

ただし、生理を誘発する場合があるため、妊娠中の利用は控えてください。出産直前には、胎盤排出などを誘発するため、むしろ有効とする意見もありますが、使用する場合は必ず医師に相談するようにしましょう。

 

 

胃腸の不調に

アンジェリカには胃腸を助ける働きがあるため、下痢や便秘、食欲不振といった症状に用いられることもあります。

 

リラックス効果

アンジェリカの精油は「不安と力の精油」ともいわれており、古くから心のバランスを整える働きがあると考えられてきました。

現在でも、自律神経のバランスと整える作用があるため、リラックスしたいときに用いられています。

 

 

安眠作用

アンジェリカ自体には催眠作用はありません。しかしリラックス効果があるため、イライラや緊張、不安な気持ちを和らげて心地よい眠りを得ることができます。

 

強壮効果、風邪やアレルギー性鼻炎などに

アンジェリカには強壮効果があると考えられており、呼吸器、消化器、免疫系などの不調に役立つとされています。


その中でも、抗菌、抗ウイルス、抗アレルギー作用や去痰、鎮咳作用があるため、風邪や気管支炎、アレルギー性鼻炎などの症状に有効だと考えられています。

 

 

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注意点

アンジェリカには子宮を収縮させる作用があるため、妊娠中の方は利用しないでください。

また、光線過敏症を起こす光毒性もありますので、ハーブティーの飲用後は直射日光などに当たらないよう注意しましょう。

小さなお子様、持病がある方の使用など、何か心配なことがある方は医師に相談するようにしましょう。

 

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参考文献:植物や食べものの手当てでからだとこころの不調をととのえる 自然ぐすり 森田敦子著

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

 

 

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