コレステロール値を下げ、二日酔いにも。「アーティチョーク」の効果効能
ヨーロッパやアメリカなどではポピュラーな野菜であるアーティチョーク。
日本では馴染みの少ない植物ですが、その苦みには消化を助け肝臓の働きを強化する作用があります。また、コレステロール値を下げる効果も確認されており、健康への作用が多い植物なのです。
今回はアーティチョークの効果効能についてご紹介します。
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目次
アーティチョークとは?
古代ギリシャ、ローマ時代から食用、薬用として利用されてきた、アザミの仲間であるアーティチョーク。
中世ヨーロッパではとても高価で、花の部分は媚薬として扱われました。
15世紀になるとアジアに伝わり、ベトナムなどでは二日酔いを予防するために飲用されています。
日本には江戸時代に渡来したと言われています。
学名 | Cynara scolymus |
別名 | グローブアーティチョーク |
和名 | チョウセンアザミ |
科名属名 | キク科チョウセンアザミ属 多年草 |
原産地 | 地中海沿岸 |
適応 | 消化促進、食欲不振、高コレステロール血症、動脈硬化など |
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アーティチョークの効果効能
コレステロール値を下げる。動脈硬化や心臓血管疾患予防に
葉に含まれる苦み成分シナリンと、緑色の成分シリマリンは、どちらも血液中のコレステロール値を下げる働きがあります。
これらの成分の働きにより、血流が良くなるため、動脈硬化や心臓血管疾患を防ぐ効果が期待されています。
二日酔い予防、ダイエット効果
アーティチョークにはシナリンという成分が含まれているため、肝臓の働きを助ける効果があります。解毒作用を促進するため、お酒を飲む前や飲みすぎたときにはアーティチョークティーをいただくとよいでしょう。
また、胆汁分泌により脂肪の消化スピードが早まるため、ダイエットにも効果的です。
消化不足や食欲不振に
アーティチョークのティーには強い苦みがあり、その苦みが胃腸を刺激するため、消化不良や食欲不振に効果が期待できます。
ドイツなどでは胃腸薬として利用されるほど、アーティチョークは、胃に優しく、消化を助けてくれます。
糖尿病、高血圧、むくみ予防に
アーティチョークにはイヌリンが含まれています。イヌリンは血液中の糖度を調整する働きがあるため、糖尿病予防に効果があります。
また、カリウム類も豊富に含まれ体内の水分をコントロールしてくれる利尿作用があります。そのため高血圧を予防し、むくみを解消してくれる作用があります。
美白効果
葉に含まれる苦み成分シナロピクリンには、日焼けによっておこるメラニンの増加や、肌の弾力低下を抑制してくれる効果があり、美白作用に注目が集まっています。
また、肌を引き締め毛穴を目立たなくする効果もあるようです。
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アーティチョークの注意点
アーティチョークは適用利用であれば副作用は知られていませんが、あまり摂取しすぎる胃に不快感が生じる場合があります。
キク科にアレルギーがある人は利用しないようにしましょう。
肝臓に関する疾患がある人は利用を控えるようにしましょう。
持病があったり妊娠中の人、その他心配なことがある人は医師に相談するようにしましょう。
参考文献:ココロとカラダに効くハーブ便利帳 真木文絵著 池上文雄監修
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。