【ユキノシタの韓国風醤油漬けの作り方】むくみ解消・風邪予防に
ここでは「ユキノシタ(雪の下)」の効果効能や韓国風醤油漬けにしたレシピをご紹介しています。
目次
ユキノシタとは?
ユキノシタは、雪の下でも葉が枯れないことから名づけられた植物で、虎耳草(コジソウ)の別名を持ちます。
北海道から九州の山地や平地の湿った場所や日陰に自生している、ユキノシタ科ユキノシタ属の植物です。(ユキノシタの葉は一年中摘めます。)
食用はもちろん民間薬として活躍してきた野草です。
今のように手軽に薬が手に入らない時代には、ユキノシタの葉のしぼり汁を中耳炎や外耳炎に利用したり、
干してお茶にして風邪や心臓病に。細かく刻んですり鉢ですり、ガーゼで絞ったものを飲ませると百日咳や解熱に効果があると言われていました。
ユキノシタの効果効能
ユキノシタに含まれる主な成分はカリウム、アルブチン、ポリフェノールの一種であるベルゲニンなどです。
カリウムは体の中の余分な塩分を体外に出す利尿作用を促す効果があり、アルブミンはメラニン合成を抑制し美肌効果があると言われます。
ポリフェノールのベルゲニンは抗菌、抗酸化作用に期待されます。(引用元:わかさ生活)
むくみを改善予防 | ユキノシタには、利尿作用のある硝酸カリウム、塩化カリウムを含むことからむくみを予防・改善する効果が期待されます。 |
中耳炎・外耳炎を改善 | ユキノシタ”は「耳垂れ草」とも呼ばれているそうで、耳の病気に昔からよく使われていたそうです。中耳炎だけでなく、外耳炎にも効果あると言われています。
外耳炎の手当ての方法はユキノシタ以外でもビワの葉のしぼり汁を脱脂綿にしめらせて、耳の中に栓をしておくと大抵化膿せずに治ると言われています。中国では虎耳草と呼ばれています。 |
美白効果 | ユキノシタに含まれるアルブチンには、美白作用が期待されています。
メラニンが黒く変化する過程で「チロシナーゼ酵素」という酸化酵素が活性化することでシミが出来てしまいますが、ユキノシタに含まれるアルブチンはチロシナーゼの作用を抑える効果があるため、美白効果が期待されています。 |
風邪の症状を緩和 | ユキノシタは、抗炎症作用や、解熱作用があるため風邪で熱が出ている時や扁桃腺が腫れているときは煎じた液を飲用すると緩和されると言われています。 |
炎症を抑える | 切り傷や、やけど、虫刺されやかぶれなどには葉のしぼり汁をつけると炎症を抑制する効果があります。
また、痔にもよく煎出液を清潔なコットンやティツシュなどにつけて患部を優しく拭いて用いられます。 |
【ユキノシタの韓国風醤油漬け】の作り方
天ぷらにして食べるととても美味しい「雪の下」ですが、今回は気分を変えて「韓国風醤油漬け」にして食べてみました。 ご飯のおともにはもちろん、焼き肉やビビンバと一緒に食べてもとても美味しいです。
材料
ユキノシタの葉 | 30~40枚 |
☆醤油 | 大さじ3 |
☆砂糖 | 大さじ1 |
☆水 | 大さじ2 |
☆ごま油 | 大さじ1 |
☆すりごま | 大さじ1 |
☆ニンニク | 1片 |
☆唐辛子 | 小さじ1 |
作り方(レシピ)
① ユキノシタを綺麗に洗います。葉の表面に産毛があってゴミがたまりやすいので丁寧に洗います。
② 茎がある場合は切り取り、鍋に湯を沸かして30秒ほどサッと茹でて冷水にとります。
③ ☆の調味料を混ぜてタレを作っておきます。
④ ユキノシタの葉を2枚づつ取り、③のタレにつけて保存容器に入れます。
⑤ 残ったタレも保存容器に入れたら冷蔵庫で保存します。
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。