「ナンテン(南天)」の効果効能 咳止めや毒消しに

古くから魔よけ、厄よけ、無病息災を願い、縁起物として多くの家庭で庭木として植栽されてきた「ナンテン」。

熱い食べ物の上にナンテンの葉をのせて容器に蓋をすると、熱と水分でごく微量のチアン水素が発生し腐敗を防ぐ作用が働きます。

赤飯の上にナンテンの葉を置く習慣には縁起物としてだけではなく、毒消しの意味もあり、民間では魚の中毒などの解毒薬として用いられ、江戸時代中期以降の薬草書に具体的な用法が書かれています。

今回は縁起物である「ナンテン」をご紹介します。

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ナンテン(南天)とは?

和名は漢名の「南天竹」「南天燭」からきたと言われています。

その語音から難を転じる「難転(なんてん)」、「成天(なるてん)」の意味を持つようになり、縁起のよい植物として玄関やお手洗い、また鬼門とされる場所などに植えられました。

高さ1~2mの常緑低木で、枝先に集まる葉はつやのある深緑色です。5~6月に白い花をつけ、晩秋から初冬にかけて赤色(白や黄色もある)の小さい球形の果実をつけます。

学名Nandina domestica
英名Heavenly bamboo
原産地中国
科名メギ科
別名ナンテン、 南天燭、 南天竹
効能慢性的な咳、百日咳、喘息、のどの痛み、湿疹、かぶれなど

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ナンテンの効果効能

咳や喉の痛みに

ナンテンは漢方では咳止めに良いとされています。アセトン、シアネイト、タンニンという成分が含まれており、これらの成分には殺菌作用、防腐作用があります。

そのため、慢性的な咳、百日咳、喘息、のどの痛みに効果が期待できます。

果実を煎じて咳止めに、へんとう炎には葉を煎じた液でうがいをすると良いでしょう。市販ののど飴などにも利用されています。

虫さされ、食中毒など毒消しに

ナンテンの葉には殺菌、防腐作用があります。

冒頭で少し触れましたが、熱い食べ物の上にナンテンの葉を置くことで毒消しの効果や防腐効果が期待できます。

蜂などの虫に刺されたときには、生の葉を良くもみ、その汁をつけることで痛み止めになります。

食中毒や乗り物酔い、酒の悪酔いの際には、ナンテンの葉をよく噛むとよいとされています。

頭痛、リウマチなどの痛み止めに

ナンテンの根を煎じて飲むと、頭痛、黄疸、リウマチ、疲労筋肉痛などの痛み止めに効果が期待できます。

湿疹やかぶれに

乾燥させたナンテンの葉をお風呂に入れると湿疹やかぶれの改善に効果が期待できます。

ナンテンの生薬

南天実(ナンテンジツ)

完熟した果実を天日でじゅうぶんに乾燥させたもの。

鎮咳、解熱に効果的です。

南天葉(ナンテンヨウ)

葉を8~9月に天日干しにしたもの。

鎮咳、解毒に効果的です。

参考文献:ハーブのすべてがわかる事典 ジャパンハーブソサエティー著

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

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