皮膚トラブルには「カレンデュラ」妊娠線の予防や乳頭のお手入れにも
食用にできる「マリーゴールド」という意味で、ポットマリーゴールドの別名をもつカレンデュラ。
その名の通り、ヨーロッパでは古くからエディブルフラワー(食用の花)として利用されてきました。
そんなカレンデュラは皮膚トラブルに優れた効果を発揮するハーブとして知られています。
目次
カレンデュラとは?
学名:Calendula officinalis
分類:キク科
和名:キンセンカ
原産地:地中海沿岸
効能:抗菌、抗炎症、抗ウイルス、消炎、皮膚や粘膜の修復など
カレンデュラの効果効能
肌のトラブルに
カレンデュラは皮膚や粘膜を傷めた時に修復してくれる成分が含まれています。そのためニキビ、切り傷 やけどなどに効果的です。
カレンデュラは抗酸化作用もありますのでアンチエイジング対策にもなり、さらには免疫力を高めてくれる作用があるため風邪予防にも効果があります。
目に健康に
カレンデュラにはルテインという成分が含まれています。その成分には細胞にダメージを与える活性酸素を無害化する効能があり、パソコンやスマートフォンなどから発せられる青色光(ブルーライト)を吸収してくれる働きがあります。また、視力低下や黄斑変性・白内障の予防に効果があります。
デトックス効果
カレンデュラは血液の流れを良くし、身体の老廃物を排出し体内をきれいにしてくれます。むくみを改善したり、リンパの流れをスムーズにする利尿作用も備えているので新陳代謝を促進する効果やデトックス効果が期待できます。
ホルモンバランスを調整
カレンデュラに含まれているフィトステロールには女性ホルモン作用があります。そのため生理不順や生理痛を緩和してくれます。また、ホルモンバランスの乱れによって起こる月経前症候群や更年期障害にも効果的です。
肝臓機能改善・口臭予防
カレンデュラの成分にはフラボノイドが含まれています。苦味質に胆汁の分泌を助ける働きがあるので、肝臓の働きを活発にします。また、口臭予防にも役立ちます。
粘膜の保護・修復
カレンデュラに含まれているケルセチンは抗炎症作用があり、粘膜の保護や修復、炎症改善や痛みの緩和に効果的です。また、花びらに含まれるカロチンは体内でビタミンAに変換され粘膜や皮膚を修復します。そのため口内や胃などの粘膜炎症の改善に効果的です。
カレンデュラオイルは妊娠中から産後まで大活躍
妊娠線の予防や乳頭のお手入れ、会陰マッサージにとカレンデュラの浸出油は妊婦さんのボディケアに大いに役立つとして、推奨している助産師さんが多くいます。
お母さんだけでなく、赤ちゃんのおむつかぶれにも使えるので、まさに一石二鳥の便利オイルです。
転載・引用文献:「ココロとカラダに効くハーブ便利帳」 真木文絵著 池上文雄監修
消炎力が抜群な「太陽のハーブ」カレンデュラ。
刺激が少ないので、妊婦さんから赤ちゃんまで安心して使うことができますよ。
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。