【月桂樹(ローリエ・ローレル・ベイリーフ)酒の作り方】効果効能 花言葉 消化促進・血行促進 薬に頼らず健康に
ここでは古くから食用や薬用に利用されている、月桂樹(ローリエ・ローレル・ベイリーフ)の葉の効果効能や花言葉、「月桂樹酒」の作り方をご紹介しています。
目次
月桂樹とは?
南欧原産のクスノキ科の常緑中高木で、日本には明治中期に渡来しました。
葉は長楕円形でなめらかな革質をしていて、雄雌の木があります。
春には小さな花を咲かせ、雄は白、雌は黄色の花を咲かせます。
枝や葉には芳香があり、古代から香料や薬材としても使われていました。
葉を乾燥させたものを、ローリエ・ローレル・ベイリーフと呼び、香辛料としても利用されています。
カレーやポトフなど煮込み料理に使うローリエといえば聞き慣れているのではないでしょうか。
学名 | Laurus nobilis |
分類 | クスノキ科ゲッケイジュ属 |
英名 | Laurel、Baylaurel |
開花時期 | 4〜5月 |
原産地 | 地中海沿岸 |
花色 | 白、黄 |
月桂樹の花言葉
月桂樹の花言葉は、月桂樹全体と、花、葉っぱによって花言葉が異なります。
月桂樹全般の花言葉 | 「栄光」「勝利」「栄誉」 |
月桂樹の花の花言葉 | 「裏切り」 |
月桂樹の葉の花言葉 | 「私は死ぬまで変わりません」 |
月桂樹の葉の効果効能
有効成分
・シネオール
・α-ピネン
・α-フェランドレン
・リナロール
・テルピネオール
・ゲラニオール
・オイゲノール
消化促進・血行促進
ローリエの葉の主成分であるシネオールは、消化促進作用があります。
そのため、胃の調子が良くなったり腎臓や肝臓の働きを活発にしてくれる効果があったり、体にたまったストレスも軽減してくれます。
さらに、シネオールは血液のめぐりを良くしてくれるため、冷え性や肌トラブル、婦人系の病気の改善が期待できます。
炎症を抑える
月桂樹の葉にはピネンやサピネンが含まれ、炎症を抑えてくれる作用があります。
そのため、リウマチや関節痛、神経痛などの痛みを和らげてくれると言われています。
肌荒れ防止
月桂樹に含まれるシネオールには強い殺菌作用があります。
ニキビや湿疹などの肌トラブルの改善に役立ちます。
軽いうつ症状に
月桂樹の葉に含まれるゲラニオールには抗うつ作用があるため、気持ちを落ち着けたり鬱症状の緩和にも有効だと言われています。
防虫効果
ローリエの葉には防虫効果があるため、置いておくと虫除けになるといわれています
月桂樹酒の作り方(レシピ)
用意するもの
月桂樹の葉(市販の乾燥されたローレルでも良い) | 20~30枚 |
35度以上のホワイトリカー | 200~300ml |
保存瓶 |
作り方(レシピ)
①
月桂樹の葉を摘み洗ったら天日干しにします。天日干しにするとエネルギーがアップします。
②
煮沸消毒し乾燥させた保存瓶に月桂樹の葉を入れます。
乾燥しているローレル・ローリエ・ベイリーフを使っても良いです。
③
35度以上のホワイトリカーを注ぎ入れます。
ウォッカなどの強いお酒でも作ることができます。
④
蓋をして約3か月冷暗所で保存します。
長い間置くとより上質なリカーになります。
利用法
アルコール度数が高いので水などで割って飲むのがお勧めです。
私は食前酒として少量いただいたり、隠し味になるので煮込み料理の料理酒として使用しています。
※飲みすぎには注意しましょう。
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。