【金木犀酒(桂花陳酒)の効果効能と作り方】リラックス・ダイエット 薬に頼らず健康に 

ここでは「金木犀酒(桂花陳酒)」の作り方や金木犀の効果効能をご紹介しています。

目次

金木犀(キンモクセイ)とは?

秋になると甘くてどこか懐かしい香りを漂わせる金木犀(キンモクセイ)は、

モクセイ科・モクセイ属の常緑性の小高木樹です。

中国南部が原産で、江戸時代に日本に伝わってきました。

中国では、桂花(けいか)や丹桂(たんけい)という別名で知られており、

観賞用はもちろんのこと、花をお茶やお酒、お菓子、漢方薬などに利用し、食用や薬用に扱える植物としても親しまれています。

花言葉は「謙虚」「気高い人」です。

学名Osmanthus aurantiacus (Makino) Nakai
科名属名モクセイ科・モクセイ属
別名fragrant orange-colored olive、桂花(ケイカ)、丹桂(タンカ)、金桂(キンカ)
原産地中国
花期9月中旬~10月下旬
花の色オレンジ色

 

金木犀の効果効能

リラックス効果・安眠効果

金木犀の香りには、心を落ち着かせるリラックス効果があります。

眠る前にアロマオイルをベッド回りで使ったり、金木犀酒(桂花陳酒)を寝酒として少量飲むと安眠効果を得ることが出来ますし、

少しスピリチャル的な話になりますが、昔からヨーロッパでは潜在意識を高めて願いを叶える香りとされてきました。

ただし、金木犀の精油は妊娠中や授乳中の方は使用を避けたほうがいいと考えられています。

ダイエット効果

金木犀の香りには、体内で分泌される「オレキシン」という物質を抑制する効果があります。

「オレキシン」は血糖値が下がると分泌され、お腹が空いたり甘いものが欲しく感じてしまいます。

しかし金木犀の甘い匂いを嗅ぐと、「オレキシン」の分泌が抑制されて食欲も抑えられ、ダイエットに繋がると考えられます。

小腹が減ったときに金木犀のアロマや香水の香りを嗅いでみたり、食前酒として金木犀酒(桂花陳酒)を少量飲んでみるのも良いかと思います。

お茶(桂花茶)もあります↓

抗酸化作用で老化防止

金木犀には体内の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できます。

抗酸化作用の強いお花と言えばジャスミンですが、金木犀はそれよりも強力な抗酸化作用があるようです。

世界三大美女の楊貴妃も美容のために金木犀をお酒につけたものを飲んでいたといわれているほどです。

抗炎症作用

金木犀には粘膜などの炎症を抑えてくれる抗炎症作用があると考えられていおり、風邪予防や胃痛の改善・消化不良の改善に効果があると言われています。

中国ではお腹の調子が悪かったり、風邪の引き始めには、金木犀を砂糖漬けにした「桂花醤」をお湯に溶かして飲むと良いと言われています。

防虫効果

金木犀の香り成分「γ-デカラクトン」には防虫効果があると言われています。

中国では昔から服の防虫剤としても使われています。

金木犀酒の作り方(レシピ)

金木犀の花は、9月中旬から10月下旬に開花します。5分咲きくらいのときに排気ガスなどが当たらない所に生えている、きれいな花を使用しましょう。

材料

金木犀の花適量
氷砂糖金木犀の分量の半量から同量(お好みで調整)
35度以上のホワイトリカー(ウォッカや白ワインでも可)適量

作り方(レシピ)

金木犀の花を摘み取ります。洗うと香りが少なくなってしまうため、できれば洗わずに虫や汚れを取り除きます。洗う場合は軽く洗い乾かします。

煮沸消毒やアルコール消毒した保存瓶に金木犀の花と氷砂糖を入れ、ホワイトリカーをひたひたになるまで注ぎます。

蓋をして冷暗所で約1か月保存します。氷砂糖が早く溶けるようにたまに瓶を揺すって混ぜます。

1か月ほど経つと綺麗な琥珀色のお酒が出来上がります。

ザルやボールで濾して花を取り出します。

6ヵ月ぐらい保存しても大丈夫です。熟成されてまろやかな味になるようです。

別の清潔な保存瓶に酒を移し替えて保存します。

金木犀の香りがフワッと広がる甘くておいしいお酒が出来上がりました。

そのままだとアルコール度数が高いので、水などで割って飲むのがお勧めです。

食前酒としても大変喜ばれますし、寝酒として飲むと安眠効果が期待できます。

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

ハーブ・薬草を使うときの注意点

 

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