女性特有の血行障害に「ベニバナ」の効果効能

 

古くから口紅や食紅、染料としても利用されてきた「紅花」。


鮮やかな黄色のその花弁は、日が経つにつれ赤に変色します。


花を摘み、陰干ししたものは「紅花」と呼ばれる生薬です。


そんなベニバナは冷えを防ぎ女性特有の症状を改善してくれます。

 

 

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目次

ベニバナとは?

学名Carthamus tinctorius
科名キク科
別名カルサムス サフラワー クレノアイ
英名Safflower
原産地西アジア 地中海沿岸
開花期6月~7月

 

 

 

ベニバナの効果効能

月経痛、生理不順、冷え性、更年期障害に


ベニバナの、赤い色素成分であるカーサミンには血行促進作用があります。
そのため、月経痛、生理不順、冷え性、更年期障害の改善に用いられます。
「養命酒」にも含まれているそうです。

 

アンチエイジングに


黄色い色素成分のサフロールイエローには老化防止作用が期待されています。

 

打撲、やけど、外傷に


ベニバナには消炎、鎮痛作用があるため、打撲、やけど、外傷に効果があるといわれています。

 

血圧不良の症状に


ベニバナには血の流れをスムーズにし身体を温める効果があります。
そのため、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、糖尿病に用いられることがあります。

 

ベニバナからとれる油

ベニバナの種子を搾ってとれる油がベニバナ油で、リノール酸を多く含むのが特徴です。リノール酸は必須脂肪酸で、しかも体内で合成できないため、食品としてとりますが、とりすぎるとアトピー性皮膚炎や花粉症を発症するリスクが多くなるといわれています。かつては健康油としてもてはやされましたが、現在は「積極的にとる必要はない油」という位置付けになっているようです。

引用文献:ココロとカラダに効くハーブ便利帳 真木文絵 著 池上文雄 監修

ベニバナ油はリノール酸が約80%(オレイン酸は11~14%くらい)含まれています。

一昔前は健康油と言われていましたが、現代の私たちが健康な生活を送るためには、リノール酸はなるべく控えたい成分です。

しかし最近は、オレイン酸が77%(リノール酸は14%)含まれているハイオレイック種のベニバナ油も販売されているため、気になる方はハイオレイック種のベニバナ油を使うようにしましょう。

 

 

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

 

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