妊婦さんや授乳中の方に「タンポポ」の効果効能

まだまだ寒さが残る早春に、いち早く花を咲かせるタンポポ。

野原や田畑のあぜなどに生える一年草で、日本には日本タンポポと西洋タンポポが自生しています。

タンポポの根でいれたお茶は苦みがあるので、コーヒー代わりになり、しかもカフェインを含まないため、妊娠中や授乳中の方にも好まれています。


今回はそんなタンポポについてご紹介します。

 

 

 

 

目次

タンポポとは?

学名Taraxacum officinale
和名西洋タンポポ
別名ショクヨウタンポポ、クロックフラワー、
Dandelion
科名属名キク科タンポポ属
原産地北半球温暖地域
作用強肝、利胆、利尿、浄血、催乳など

 

 

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タンポポの効果効能

ホルモンバランスを整える

タンポポにはホルモンバランスを整える作用があります。

そのため母乳の出を良くしたり、生理痛や生理不順の改善、排卵機能の活性化などの効果があります。

妊娠中、授乳中の方には、タンポポコーヒーがおすすめです。※タンポポコーヒーはノンカフェインです。

 

 

美肌効果

タンポポにはホルモンバランスを整える効果に加え、ビタミンAやビタミンCも含まれているため、肌を美しく保ってくれる効果があります。

 

肝臓の不調に

タンポポにはタラキサステロールという苦み成分が含まれています。

タラキサステロールは胆汁を増加させてくれる効果があるため、肝機能の働きを促進する作用があります。

漢方でも肝機能促進、食欲増進作用、胆汁分泌補助などの作用があるとされています。

また、体の中に蓄積した毒素を排出してくれ、食中毒を予防する効果もあります。

 

腎臓や泌尿器の不調に

タンポポには腎臓や泌尿器を整え、尿路感染症や腎結石の治療を助ける効果があります。

また、フランスではタンポポのことを「ピサンリ」(おねしょ)と呼び、利尿作用に効果的であるとされています。

さらに、利尿作用はむくみ対策にもなります

 

貧血予防に

タンポポの葉には鉄分が豊富に含まれています。そのため、貧血の予防になります。また、妊娠中は貧血になりやすいため、妊婦さんにもおすすめです。

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便秘改善・胃腸の不調に

タンポポの根には食物繊維のイヌリンが含まれています。そのため、消化不良による便秘や胃腸の不調を穏やかに改善します。

 

InspiredImagesによるPixabayからの画像

 

注意点

タンポポのチンキにはアルコールが含まれているので、妊娠中や授乳中の方、小さなお子様は利用を控えましょう。

タンポポはキク科の植物のため、キクのアレルギーがある人は注意が必要です。

また、一度に大量摂取すると下痢や吐き気を引き起こす場合があります。

持病がある方、その他心配なことがある方は医師に相談するようにしましょう。

 

タンポポコーヒーをつくってみよう!

材料

タンポポの根  適量

作り方

1 タンポポの根を掘り取り、適当な大きさに切ってよく洗い、ザルの上などでよく乾燥させる。

2 厚手のフライパンでじっくりと20~30分、少し焦げめが付くくらい炒める。いったん冷ましてミキサーで粉末にし、さらに炒る。香ばしい香りがしてきたらできあがり。

3 普通のコーヒーを飲むときと同じくらいの量をペーパーフィルターに入れ、沸騰させた湯を注ぐ。

 

 

引用文献:身近な薬草活用手帖 100種類の見分け方・採取法・利用法  寺林進監修 ココロとカラダに効くハーブ便利帳 真木文絵著 池上文雄監修

 

 

 

 

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

 

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