【柚子(ゆず)の効果効能と活用法】蜂蜜漬け・化粧水(チンキ)・酒の作り方
ここでは柚子の効果効能や皮・種・実(果肉)を余すことなく使った活用法をご紹介しています。
目次
柚子の効果効能
柚子は実(果肉)や皮にはもちろん、その種にも健康・美容に効果のある成分が豊富に含まれています。
場所によって含まれる栄養素の種類や量は異なりますが、代表的なものはビタミンC、有機酸(クエン酸・リンゴ酸など)、ペクチンです。
免疫力アップ
柚子には豊富にビタミンCが含まれています。その効能により免疫力が向上し、風邪の予防と症状の改善が期待できます。
またビタミンCには抗酸化作用もあるのでガンや動脈硬化の予防、老化防止にも有効です。
美肌・アンチエイジング効果
ビタミンCには抗酸化作用による老化防止、美白効果、シミを薄くする効果、肌のたるみ防止効果など、さまざまな美容効果があります。
さらにペクチンは保湿効果があり、化粧水や乳液にも使用されています。
疲労回復効果
クエン酸やリンゴ酸などの有機酸に疲労回復効果が期待できるのは、有機酸に体内の疲労物質を分解する働きがあるからです。
その働きが活発化することで疲労回復を促すだけでなく、肉体疲労を軽減する効果もあると言われています。
整腸作用
ペクチンには整腸効果があり、下痢や便秘を予防する効果が期待できます。
また血中コレステロールを減らす効果もあるので動脈硬化・心筋梗塞・心臓病などの予防にも効果的です。
柚子の活用法(皮・種・実(果肉))
ここでは柚子を丸ごと使って「柚子の蜂蜜漬け」、「柚子の種の化粧水(チンキ)」、「柚子酒」の作り方をご紹介します。
皮で「柚子の蜂蜜漬け」の作り方(レシピ)
用意するもの
柚子の皮 | 2個分 |
蜂蜜 | 適量 |
煮沸消毒した保存瓶 |
作り方
① 柚子の皮をむき、白い部分は取り除きます。皮を小さく切ります。
② あらかじめ煮沸消毒しておいた保存瓶に①と蜂蜜をひたひたになるまで入れます。蓋をして冷暗所で1週間ほど保存します。アイスやヨーグルトの入れたり、お湯で割って柚子茶としてお楽しみいただけます
種で「柚子の種の化粧水(チンキ剤)」の作り方
用意するもの
柚子の種 | 2個分 |
35度以上のホワイトリカー | 適量 |
精製水 | 適量 |
スプレーボトル |
※ホワイトリカーは種の分量の5~10倍ほどで作りました。
種の周りにはペクチンが含まれているため、保湿効果が期待できます。パッチテストをしてから使うようにします。
作り方
① 種と実(果肉)を分けておきます。
② 煮沸消毒しておいた保存瓶に種(洗わないこと)を入れホワイトリカーを適量入れます。蓋をして冷暗所で1週間以上保存します。時々瓶を振って混ぜます。
③ 1週間経ったら、濾して種を取り除くと柚子液(チンキ)が出来上がります。
④ スプレーボトルに③と20倍くらいの精製水を入れて振って混ぜたら「柚子の種の化粧水」の出来上がりです。
実(果肉)で「柚子酒」の作り方
用意するもの
柚子の実(果肉) | 2個分 |
氷砂糖 | 果実の分量の半量~同量 |
35度以上のホワイトリカー(焼酎でも可) | 適量 |
保存容器 |
作り方
① 適当に切った柚子の実(果肉)を煮沸消毒した保存容器に入れます。※柚子酒だけ作る場合は皮がついたままでも良いです。
② 実(果肉)の同量~半量の氷砂糖を容器に入れ、浸るまでホワイトリカーを注ぎます。
③ 3か月ほど冷暗所で保存します。そのまま飲むとアルコール度数が高いため水やお湯割りでいただくのがお勧めです。
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。