【金柑の活用法・効果効能】コンポート・マーマレード・酒・ストーブトップポプリの作り方

ここでは金柑(キンカン)の効果効能や金柑を使ったコンポート、マーマレード、果実酒、ストーブトップポプリの作り方(レシピ)をご紹介しています。

目次

金柑とは?

鮮やかなオレンジ色で小さな実が特徴の「金柑(キンカン)」はミカン科キンカン属 (Fortunella) の常緑低木の総称です。

別名キンキツ(金橘)ともいい、果実は甘酸っぱく、ほろ苦い後味が残ることで知られています。

金柑の効果効能

金柑にはさまざまな種類のビタミンやミネラルが含まれています。

咳や喉の痛みに良いとされ、のど飴などに利用されているのは有名ですが、それ以外にどのような効果が期待できるのでしょうか?

美肌・アンチエイジング効果

金柑にはビタミンCが豊富に含まれているため、美白や美肌効果が高いといわれています。

また、ビタミンEも含まれているため、抗酸化作用によりアンチエイジング効果も期待できます。

血管を強くする

金柑はヘスペリジンという栄養素を含んでいます。

ヘスペリジンは柑橘類の皮の部分に多く含まれる栄養成分で、ポリフェノールの一種です。

別名「ビタミンP」とも呼ばれ、毛細血管の強化など、血管を丈夫に保つ効能があります。

他にも、アレルギー反応を抑制する効果があり、花粉症などのアレルギーをお持ちの方には嬉しい栄養成分です。

腸内環境を改善

金柑には食物繊維のひとつであるペクチンが含まれています。

整腸作用があり腸の健康を維持する効能があります。そのため、下痢や便秘などの予防や改善に役立ちます。

免疫力アップ・風邪予防

金柑にはビタミンCが豊富に含まれているため、免疫力アップや風邪予防に効果を発揮します。

また、生薬名は金橘(きんきつ)といわれ、古くから粘膜の炎症を沈める作用があるとされ、喉の痛みやのど風邪に効果があると言われています。

キンカン活用レシピ

金柑コンポート

白ワインで煮たスパーシーでちょっぴり大人な「金柑コンポート」を作りました。 そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトに入れたり焼き菓子の材料としても活用できます。 残ったシロップはお湯割りにしていただいても。

材料

金柑15個くらい
白ワイン150ml
100ml
砂糖70g~80g
シナモンスティック1本

作り方(レシピ)

  1. 金柑を綺麗に洗います。
  2. 金柑を半分に切って種を取り除きます。
  3. 鍋に白ワイン、水、砂糖、シナモンスティック、金柑を入れて中火にかけます。
  4. 沸騰したら30分ほどコトコト煮ます。
  5. 火を止めて冷ましたら出来上がりです。

金柑マーマレード

材料

金柑200g
砂糖80g
レモン汁小さじ1
煮沸消毒した保存瓶

作り方(レシピ)

  1. 金柑を綺麗に洗います。
  2. 金柑を半分に切って種を取り除きます。
  3. 鍋に湯を沸かし金柑を5分ほど煮ます。ザルにあげて冷まします。
  4. 3を小さく切ります。
  5. 鍋に3と砂糖を入れて混ぜ合わせ、中火にかけ焦げないように混ぜながら煮ます。
  6. 途中、レモン汁を入れてさらに煮ます。
  7. 軽くとろみがついて金柑が柔らかくなったら出来上がりです。
  8. 熱いうちに煮沸消毒した保存瓶に9割くらいマーマレードを入れます。蓋をして冷めるまで逆さまにしておきます。
  9. 冷めたら冷蔵庫で保存します。

金柑酒

材料

金柑200g
氷砂糖100g
ホワイトリカー・ブランデー・焼酎など360ml
煮沸消毒した保存容器

作り方(レシピ)

  1. 金柑を洗い、つまようじなどで実に穴をあけます。
  2. 煮沸消毒した保存容器に材料をすべて入れます。
  3. 冷暗所で1か月以上保存します。氷砂糖が早く溶けるようにたまに容器を振って混ぜます。そのまま飲むとアルコール度数が高いため、水割りやお湯割りで飲用するのがお勧めです。

金柑ストーブトップポプリ

ストーブトップポプリとは、 香りのする植物やスパイス、果物の皮を水と一緒に鍋に入れて、ストーブの上などで弱火にかけて香らせる方法です。もちろんコンロで温めても大丈夫です。

材料

金柑(傷や汚れがある食べるのにはむかないもの)好きなだけ
お好みのスパイスやハーブ(なくても良い)好きなだけ
適量

金柑は傷などがある食べるのにはむかないものを使います。金柑以外の果物では香りが強いオレンジ、レモン、リンゴなどの果物の皮を使うと良いでしょう。

スパイスは食べるものではないので、賞味期限切れの物などを消費法として使っています。

私はスパイスは八角とグローブ、ハーブはローズマリーを入れてみました。スパイスやハーブは入れなくても大丈夫です。

作り方(レシピ)

  1. 金柑を洗い、つまようじなどで実に穴をあけます。
  2. 鍋に金柑・スパイス・ハーブを入れて、水を浸るまで入れます。
  3. ストーブの上に鍋を置きポプリを温めます。
  4. 熱する時間は1時間が目安です。水が少なくなったらつぎ足します。
  5. 使い終わったポプリは、粗熱が冷めてから濾して材料を取り出して、残り液をスプレーボトルなどに入れます。キッチンクリーナーなどのお掃除スプレーとしても活用できます。(布や大理石などの色移りが心配な場所には使わないようにします)

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

ハーブ・薬草を使うときの注意点

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