【タンポポ茶の作り方】効果効能や花言葉 血栓解消・母乳不足解消 薬に頼らず健康に

ここではタンポポの効果効能や「タンポポ茶」の作り方をご紹介しています。

目次

タンポポとは?

私たちにとって身近な「タンポポ」はとても体に良い植物です。

野原や田畑のあぜなどに生える一年草で日本の在来種は全国に20種程度分布していると言われています。どの種類も草丈は15~30㎝ほどです。

根は太く長くゴボウ状で、葉は放射状に地面を這うように生え、形は深く羽のように裂けています。

黄色い花が終わって結実すると花茎が伸びたくさん冠毛をまとった種子が付き、風邪に乗って子孫を残します。

学名Taraxacum
科名属名キク科 タンポポ属
花期3~5月
生薬名蒲公英
薬用部全草(根、茎、葉、花)
利用法薬用、食用、茶用
主要成分・タラクサチン(新陳代謝を促進する働き)
・シリンドリン(新陳代謝を促進する働き)
・イヌリン(新陳代謝を促進する働き)
・パラオキジフェニール酢酸
・アスパラギン
・タラキサステロール
・タラキサセリン
・トリテルペノイド
・タラキサクシド
・セスキテルペノイド
・カルシウム
・リン酸
・ビタミンA
・ビタミンB1
・ビタミンC
・脂肪酸
・リノール酸

タンポポの花言葉

花言葉の「愛の神託」「神託」は、古くからヨーロッパにおいてタンポポの綿毛で恋占いをしていたことに由来します。 「別離」の花言葉は、綿毛が飛んでいくさまにちなみます。

タンポポの効果効能

タンポポエキスを摂取することで、美肌はもちろん不妊の解消につながると言われています。

また、血液をサラサラにしてくれるため、血栓を解消したり母乳不足を解消してくれるとも言われています。

タンポポは欧米では薬草として売られていますし、中国では漢方薬として利用されています。

  • 不妊の原因を改善(妊娠しやすい体づくり)
  • 血液サラサラ効果(血栓症・動脈硬化などの血液トラブルに)
  • 乳腺炎・母乳を出す効果
  • 冷え性改善
  • 健胃整腸
  • 便秘解消
  • 疲労回復
  • 食欲不振
  • 強壮
  • 利尿作用
  • 肝機能向上
  • 新陳代謝の促進
  • 血行促進
  • むくみ解消
  • 美肌効果
  • 美髪効果
  • ダイエット効果

タンポポの採取時期や利用法

春に花が咲く前の全草を採取して洗い、地上部はそのまま、根は刻んで、3日ほど天日干しにします。

食欲がないときに1日量5gをコップ1杯の水で半量になるまで煎じ、食後3~5回に分けて温かいものを服用すると良いです。健胃、消化促進などに役立ちます。

生薬は苦味がありますが、ビタミン補給ができるため、昔から和え物などの料理に使われ、母乳の出がよくなると言われています。

タンポポの食べ方

サラダ、油炒め、天ぷら、おひたし、卵とじ、添え物、タンポポ茶、タンポポコーヒー、タンポポ酒などでいただくと良いです。

タンポポ茶の作り方

作り方(レシピ)

春に摘んできたタンポポの葉(適量)をきれいに洗い、ざっくり切ります。

タンポポの葉は農薬や排気ガスなどがかかっていない綺麗なものを使うようにしてください。

 

日干しか風通しの良いところでカサカサ音がするくらい乾燥させます。

だいたい乾燥しましたが、残った水分を飛ばすためフライパンで煎ります。

急須にタンポポの茶葉を入れ熱湯を注ぎます。

タンポポ茶の感想

正直、お味は苦くてあまり美味しくはありませんでした。

とはいえ効能がとても素晴らしいので、ほかの茶葉とブレンドして飲むのがお勧めです。

注意点

タンポポはキク科の植物のため、キクのアレルギーがある人は注意が必要です。

また、一度に大量摂取すると下痢や吐き気を引き起こす場合があります。

持病がある方、その他心配なことがある方は医師に相談するようにしましょう。

引用文献:身近な薬草活用手帖 100種類の見分け方・採取法・利用法  寺林進監修 ココロとカラダに効くハーブ便利帳 真木文絵著 池上文雄監修

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

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