「チャービル」の効果効能 デトックス・ダイエット・美肌にも

パセリに似た葉の形と高級感あふれる芳香から「グルメのパセリ」と呼ばれている「チャーピル」。

肉や魚の風味を引き立てるフランス料理に欠かせないハーブの一つとして知られています。

葉の抽出液には美肌効果があり、近年は石鹸やローションの材料としても重宝されています。

目次

チャービルとは?

エピソード

古代ローマ時代から食用、薬用として使われてきたチャーピル。

フランス語でセルフィーユと呼ばれ、よく使われるハーブです。

とても上品な香りを持ち、古代ローマの博物学者・大プリニウスはチャーピルを多くの人に「しゃっくり止め」として勧めていました。

中世ヨーロッパでは魔力を持つ「希望のハーブ」と信じられ、血液を浄化し利尿作用のある薬草とされていました。

特徴

ソフトな甘い芳香が料理に欠かせないハーブで、高さ20~60㎝の一・二年草で、細く中空の茎はよく分枝します。

葉はレースのように細かい羽状で、6月ごろ茎の先端に白い小花を複散形花序にさかせます。

学名Autbriscus cerefolium
別名ウイキョウゼリ セルフィーユ
分類セリ科
原産地ロシア南部~西アジアにかけて
使用部分花 葉 根
効能血行促進 消化促進 利尿 発汗 血液浄化など

チャービルの効果効能

  • デトックス効果(解毒作用)
  • 消化促進
  • 血行促進
  • 美肌効果

成分ビタミンB、Ⅽ、β-カロテン、鉄分、マグネシウム
精油成分β-フェナンドレン、ミルセン、サビネン、β-オシメン、α-ピネン、クマリン

デトックス効果(解毒作用)

チャービルにはビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。

それらには体内にたまった毒素を排出してくれるデトックス効果があります。美肌にもよく、むくみの改善にも作用するといわれています。

消化促進

チャービルには消化促進作用が期待できます。

食事中に取り入れることで消化を促してくれるため、胃もたれなどの胃腸の不調を緩和してくれます。

血行促進

チャービルには血の巡りを良くする血行促進作用があります。

体に血液が隅々まで行きわたるため代謝が促進され、冷え性改善や貧血予防にも効果が期待できます。

ダイエットにも最適で、運動前にチャービルを食すとよいでしょう。

美肌効果

チャービルには新陳代謝を促すマグネシウムを含み、美肌に欠かせないビタミンCやβ-カロテンが含まれているため、美容にもうれしい作用も期待できます。

チャービルは生のまま食しましょう!

チャービルは加熱すると効能が弱くなってしまします。

料理に生のまま加えることをおすすめします。

チャービルのハーブビネガーの作り方

【材料】

チャービル
ビネガー(酢)

【作り方】

  1. チャービルをよく洗い、煮沸消毒した瓶に入れる
  2. チャービルがつかるくらいビネガーを注ぐ
  3. 風味がビネガーに移ったら、チャービルを取り出し、冷暗所で保存する

注意点

妊娠中・授乳中は大量に食べないよう注意してください。

セリ科植物にアレルギーがある方は使用に注意が必要です。

有毒なドクゼリに似ているので注意しましょう。

参考引用文献:ハーブのすべてがわかる事典 ジャパンハーブソサエティー著

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

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