「アケビ」の効果効能 美肌効果・むくみ予防・がん予防に

甘味を楽しむ果実として身近に親しまれてきた「アケビ」。

お菓子のない時代には果肉の甘さが愛され、現在は山菜や生薬として利用されています。

民間療法ではアケビの果実は体のむくみに効くとされ、広い地域に伝わっています。

アケビとは?

エピソード

日本の野山に広く自生するアケビは、たくさんの糖分を含むため、お菓子のない時代には秋の果実として果肉の甘さが愛されてきました。

近年では果樹園で栽培されています。

秋に熟して紫色を帯びる果実は、縦に避けて白い果実がのぞくことから「開け実」から「アケビ」に転訛したといわれています。

また、果実は人間の「あくび」に似ていることからアケビになったという説もあります。

特徴

つる性の落葉樹で、つるは長く伸びて木にからまり、5枚の小葉を掌状につけます。

新葉の付け根に淡紫色の花をつけ、小さな花は雄花、がくの大きいのが雌花で雌雄同株ですが、自分の株だけでは果実になりません。

青い果実をつけ、楕円形の果実は秋になるにつれ紫色を帯びて縦に裂けます。

学名Akebia quinata (Thunb. ex Houtt.) Decne.
英名chocolate vine , five-leaf akebia , fiveleaf
科名アケビ科
原産地 東アジア 日本 中国 朝鮮半島
生薬名木通 通草
利用法薬用 食用 茶用 浴用

アケビの効果効能

美肌効果・アンチエイジングに

アケビにはミカンの2倍ものビタミンCが含まれています。

ビタミンCは抗酸化作用がありアンチエイジングに作用します。また、コラーゲンの生成を促し肌にハリを与え、日焼けによるシミやシワを抑えるため美肌効果も期待できます。

生活習慣病予防に

アケビには食物繊維やビタミンCが豊富に含まれています。

食物繊維は血糖値の上昇を抑え、コレステロールを体外に排出する効果があるため、生活習慣病を予防する作用があります。また、食物繊維には便秘解消にも効果的だと言われています。

また、ビタミンCの抗酸化作用は細胞の老化を抑制するため、ガンなど、さまざまな病気の予防に効果が期待できます。

眼病予防、眼精疲労回復

アケビの果皮にはアントシアニンが含まれており、眼病予防や眼精疲労の回復に効果を発揮します。

また、アントシアニンにも抗酸化作用があるため、細胞の老化を防ぎアンチエイジングにも作用します。

むくみ解消、高血圧予防、動脈硬化予防に

アケビのつるにはカリウムやサポニンが含まれています。

カリウムはナトリウムを体外に排出するため、むくみを解消し、高血圧の予防に効果的です。

またサポニンは脂質を溶かすため、コレステロール値を下げ、動脈硬化や肥満を防ぐ作用が期待できます。

アケビのつるを乾燥させたものは、「木通(もくつう)」という生薬としても利用されています。

骨や髪などを生成する

アケビにはカルシウムが豊富に含まれています。

カルシウムは骨を強くし、髪の毛や爪などのさまざまな組織を作り出す働きがあります。

過剰摂取には注意

アケビには沢山の糖質が含まれているため、あまり食べすぎると太ってしまったり、虫歯の原因にも繋がってしまいます。

また、食物繊維も豊富に含まれるため、過剰摂取すると腹痛や嘔吐といった症状があらわれる場合もあります。

1日1.2個を目安としていただきましょう。

利用法

太いつるを秋から冬にかけて切り取り水洗いし、輪切りにして4~5日天日干しにします。

木質化したつる10~20gをコップ1杯の水で半量になるまで煎じて、毎食後3回に分けて飲むと、膀胱炎や妊娠浮腫などによるむくみに効果的です。

白い果実は種子が多いが甘く、厚い果実は炒め物や天ぷらにすると美味です。

参考引用文献:「100種類の見分け方・採取法・利用法 身近な薬草活用手帖」寺林進監修 「ハーブのすべてがわかる事典」 ジャパンハーブソサエティー著

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

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