「ハス」とは?「ハス茶」の効果効能 美容やダイエットに
古代からインド、東アジアなどにみられた「ハス」は、清らかさや神聖の象徴として讃えられ、観賞用と食用の種類があります。
なかでも「ハス茶(ロータスティー)」はベトナム王宮の女性たちが愛し、世界三美女の楊貴妃も愛飲していたことから「美人茶」ともいわれています。
目次
ハスとは?
エピソード
中国では古くから芽、花、葉、種子、根などが薬用に用いられ、「神農本草経」にも詳しく書かれています。
また、インダス文明の遺跡から発見された大地母神像の頭部には、ハスの花が飾られています。
日本でも太古から自生しており、岐阜県で更新世の地層から約2400年前のハスの葉の化石が発見されています。
仏教との関わりが深く、寺院の池などに多く植栽されています。
特徴
水生の多年草で、水底の地中で横に広がる地下茎(レンコン)は多数の空洞をもって節が多く、観賞用は太くなりません。
楕円形の葉は径20~50㎝で、長い葉柄により水上に出ます。
夏に白から淡紅色の花を、直立した茎に単生し、花後に肥大する花床の穴の中に、楕円形の種子がたくさん入ることから「ハチス」という名もあります。
学名 | Nelumbo nucifera |
別名 | ロータス、ハチス |
原産地 | インド |
科名 | ハス科 |
気候型 | 熱帯気候、大陸東岸気候 |
ハスの成分・作用・効能
成分
種子
- ロツシン
- ジメチルコクライン
- ラフィノース
根茎
- ビタミンC
- ムチン
- カテキン
- カリウム
- リン
- アスパラギン酸
作用
種子
- 疲労回復作用
- 滋養強壮作用
根茎
- 抗酸化作用
- 殺菌作用
- 止血作用
- 鎮静作用
- 収れん作用
- 滋養強壮作用
効能
- 美肌効果
- ダイエット効果
- デトックス効果
- 安眠効果
- リラックス効果
- 便秘改善効果
- 高血圧など生活習慣病予防効果
- 胃など消化器の粘膜を保護・修復
ハス茶(ロータスティー)のすすめ 美容やダイエットに
ハス茶(ロータスティー)はベトナムで古くから美容や健康に良いお茶として親しまれてきました。
また、あの楊貴妃もダイエットのため愛飲しており、今日でも多くの女性たちの注目を集めています。
爽やかな香りにはリラックス効果があり、ハスの花から抽出したエキスには抗酸化作用もあるので、美容を維持するための健康茶としてもお飲みいただけます。
ハス茶の種類
蓮花茶・・・緑茶をベースに蓮の花の香りを移したもので、高貴な香りがします。
蓮葉茶・・・蓮の葉を乾燥させたもので苦味があります。
蓮芯茶・・・蓮の実の芯部分を乾燥させたもので苦味が強いです。
通販で買えるハス茶(ロータスティー)
ベトナム産緑茶に、天然の蓮の花の香りをつけた蓮花茶です。合成香料は使用せず、緑茶と蓮の花びらを幾重にも重ねて自然に香り付けをしている商品です。
ベトナム土産としても有名なバオロックのハス茶。蓮の花の香りが心地よく、口当たりもサッパリして、とても癒し系のお茶です。
ティーバックになっており便利な、PHUC LONGのハス茶。爽やかな香りと、スッキリとした味わいがとても美味しいお茶に仕上がっています。
引用文献:ハーブのすべてがわかる事典 ジャパンハーブソサエティー著
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。