口臭予防や健胃に「ナツメグ」の効果効能

ナツメグとは、英語で「ムスク(麝香じゃこう)の香りがする豆」を意味し、ニクズクという常緑樹の種子を乾燥させて作られるスパイスのことです。

 

紀元前10世紀頃のバラモン教の経典「ヴェーダ」には、インドの医師たちによって頭痛薬として使用されていたと記されています。

 

今回は世界4大スパイスの1つ、ナツメグについてご紹介します。

 

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目次

ナツメグとは?

ナツメグはコショウ、シナモン、クローブと共に世界4大スパイスにも数えられています。

私たちの生活の中でも比較的身近な調味料で、肉や魚料理の匂い消し、またクッキーやケーキなどのお菓子にも利用されています。

日本に渡来してきたのは15世紀頃で、長崎に苗木が持ち込まれ、「シシズク」という漢方薬として利用されました。

 

学名 Myristica fragrans
科名 ニクズク科
和名 ニクズク
原産地 東インド諸島、モルッカ諸島
使用部分 種子
効能 健胃、解熱、血行促進、催淫など

 

 

 

ナツメグの効果効能

口臭効果

ナツメグに含まれるオイゲノールという香り成分は口臭予防の効果があると期待されています。

また、市販で販売されている製品にもオイゲノールが入ったマウスウォッシュなども販売されています。

 

胃腸を健康に保つ

ナツメグには消化をサポートする作用や、胃腸を正常に保ってくれる効果があります。

そのため、食欲不振や胃もたれなどの症状に効果が期待されています。

アーユルヴェーダでは下痢止めの効果が認められています。

 

痛みを緩和

鎮静作用があるナツメグには、痛みを和らげる効果があり、古代中国では定番の鎮静剤でした。

そのため関節痛や筋肉痛などで痛む場合は、患部に直接ナツメグを塗布してみるといいでしょう。

また、白血病やアルツハイマー病などにも効果があるのではないかと期待されています。

 

 

リラックス、不眠解消に

ナツメグは鎮静作用があり、神経を落ち着かせてくれる効果があります。

そのため、リラックス、疲労回復、不眠解消に効果があると言われています。

 

毒素を排出

ナツメグには毒素を体外に排出するデトックス効果があります。

肝臓や腎臓にに蓄積された毒素を排出し、腎臓結石の予防にも効果があると言われています。

 

 

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注意点

ナツメグを過剰に摂取すると幻覚作用が出る場合があります!

5g以上を一度に摂取するとマリファナに似た幻覚作用が出てしまい、致死量は10g程度だと言われています。

それ以外にも低血圧や胸が苦しくなったりする副作用があるようです。その他異常な症状が現れた場合は速やかに受診するようにしましょう。

ナツメグは堕胎薬に使用されていた歴史がありますので、妊娠中の方は使用を避けるようにしましょう。

授乳中の方、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある場合は医師に相談してください。

 

Дарья ЯковлеваによるPixabayからの画像

 

引用参考文献:植物や食べ物の手当てでからだと心の不調をととのえる 自然ぐすり 森田敦子著 はじめてのハーブ手帖 株式会社エディング 企画編集

 

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。

 

 

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