ガンの予防にも?「シナモン」の効果効能

様々な効能を持つシナモンは、世界最古の香料で、「スパイスの王様」と言われています。

また、毛細血管を修復してくれる食べ物はシナモンだけ!と言われており、そんなシナモンは身体を温める効果などたくさんの作用があります。

病気の予防には身体を温めることがとても大切であり、その一例は何といってもガンの予防になることでしょう。

それでは、今回はシナモンについてみていきますね。

目次

シナモンとは?

学名:Cinnamomum verum

分類:クスノキ科

和名:セイロンニッケイ

原産地:中国、インド、スリランカ

使用部位:樹皮

効能:抗菌、発汗、健胃、アンチエイジング、など

シナモンの効果効能

身体を温める

毛細血管を修復してくれるシナモンは身体を温める効果があります。東洋医学においては、
冷え性は「万病の元」ともいわれ、肩こり、頭痛、腹痛、生理痛、不眠、ガンなどの病気の原因になると考えられています。

例えば、ガン細胞は熱に弱い細胞のため、ガンの予防の為には体温を上げることが重要になると言われています。

健康的な人の体温は、平熱で約36.5~37度だと言われており、35度台だと体の機能は下がり、免疫力も低下してしまいます。

アンチエイジング効果

シナモンには毛細血管を修復する効果があるので、毛細血管の減少によって生じるしわ、たるみ、シミなどの予防になります。また、血行の促進により新陳代謝が良くなるため、若々しいお肌を保つことができます。

また、シナモンには高い抗酸化作用があります。その働きで活性酸素の働きを抑えてくれるため、老化防止になります。

食欲不振・消化不良に

シナモンは消化器の粘膜を刺激し胃の調子を整えます。漢方では「桂皮」と呼ばれ、芳香性の健胃剤として食欲不振や消化不良に用いられています。

ダイエット効果

シナモンにはシンナムアルデヒドという成分が含まれています。シンナムアルデヒドは、脂肪の分解を促進させ、脂肪燃焼に効果があります。

また、シナモンにはインスリンの分泌を高める効果があるといわれています。シナモンを摂取することで、インスリン様作用が働き、血糖値の低下や、コレステロールの低下が期待できます。また、一説では糖尿病にも効果が期待できるともいわれています。

認知症予防

シナモンは認知症の予防に効果が期待されています。認知症の予防で大切なのは「脳血管」を健康に保つことです。シナモンは毛細血管を守ってくれます。

リラックス効果

シナモンは抑うつ状態やイライラ、気分の落ち込みの解消に役立つといわれており、リラックス効果があります。また、脳の毛細血管が健康になるため、記憶力を向上させるともいわれています。

三種類のシナモンをご紹介

シナモンには、主に「セイロンシナモン」、「カシア」、「ニッキ」の三種類があります。

セイロンシナモン

厳密に「シナモン」と言うと、スリランカで採られる「セイロンシナモン」のことを言います。
色は黄土色や薄茶色で、香りは爽やかで上品、繊細な香りが特徴です。高級なスパイスで「カシア」の2~4倍くらいのお値段です。

カシア

カシアは「シナモン」との名前で売られていることもありますが、原産地がベトナム、タイ、中国のものは「カシア」です。

色も「シナモン」より赤みが強く濃厚な甘い香りと少し刺激のある香りが特徴です。
また、一般的に流通しているものは「カシア」の場合が多いです。

ニッキ

日本で栽培される「日本肉桂」から作られています。セイロンシナモンやカシアは樹皮を乾燥させたものですが、ニッキは根を使用しています。味にハッカのような辛さがあり、香りもシナモンより濃い印象です。のど飴や八つ橋などに入っていますね。

シナモンの取り入れ方

シナモンの一日あたりの摂取量は、0.5から3グラムが適量だと言われています。

あまり取り入れすぎると肝障害を引き起こす危険性があります。

温めたコーヒーやココア、ミルク、ワインなどに少量シナモンいれてみてください。簡単に摂取することができますよ。

「世界最古の香料」と呼ばれるシナモンは非常に古い歴史を持ち、様々な効果効能があることがわかりました。

現在、2人に1人はガンになるともいわれており、決して他人事ではありません。

いつものホットミルクやコーヒーに少しシナモンを加えてみてはいかがでしょうか?

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

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