消化不良・食料不振に「チコリ」の効果効能
チコリとは、ギリシャ語で「畑の」を意味する「キコリウム」に由来します。
欧米では古くから野菜として栽培され、白菜に似たシャキシャキとした歯ごたえが特徴の高級野菜です。
また、チコリの根を乾燥・焙煎し、コーヒーの代用として使われることもあり、これは「チコリコーヒー」とよばれフランスでは愛飲している人も多いそうです。
今回は高級野菜である「チコリ」についてご紹介します。
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チコリとは?
古くは紀元前の書物にもチコリの記録が残されており、食用としての栽培は19世紀に入ってからです。
ヨーロッパでは、サラダに加えられる定番の野菜として親しまれています。
学名 | Cichorium intybus |
分類 | キク科 |
和名 | キクニガナ |
原産地 | ヨーロッパ、中央アジアにかけて |
使用部分 | 料理、お茶、染料など |
効能 | 強肝、解毒、消化促進、血糖値低下など |
チコリの効果効能
消化不良や食欲不振の改善に
チコリにはアラキサステロールが含まれています。その成分は胃を活性化させ消化不良や食欲不振などを改善する効果があります。
デトックス効果
チコリは利尿作用に優れているため、デトックス効果があります。肝臓を刺激し、脾臓・胆のう・腎臓の浄化をし腸内のガスを排出してくれます。
糖尿病予防に
チコリにはイヌリンという成分が含まれています。そのため糖尿病の予防に効果があり、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があります。
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アンチエイジング、美肌効果
チコリにはタンニンが豊富に含まれています。タンニンには抗酸化作用があり、アンチエイジング効果や美肌効果があります。また、収れん作用には毛穴を引き締める効果があります。
動脈硬化や高血圧などの生活習慣病予防
タンニンは抗酸化作用を持っていることから、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防してくれるといわれています。
チコリコーヒーのご紹介
チコリコーヒーとはチコリを乾燥・焙煎させたコーヒーの代用品です。
1806年、ナポレオンがイギリス製品をボイコットする大陸封鎖令を発したことにより、コーヒー豆が不足してしまったフランスの植民地で、チコリコーヒーが誕生しました。
タンポポコーヒーと同じくノンカフェインで、現在でもフランスではコーヒーの代わりに飲用されています。
参考文献:はじめてのハーブ手帖 株式会社エディング企画編集
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。