簡単美味しい!【プルーンジャムの作り方】プルーンの効果効能 生プルーンの旬 薬に頼らず健康に
古来よりヨーロッパで薬としても利用されてきたプルーンの効果効能やプルーンジャムの作り方をご紹介しています。
目次
プルーンとは?
バラ科の樹木で、西洋スモモと呼ばれるスモモの仲間です。
スモモには多くの種類がありますが、大別すると日本で「プラム」と呼ばれている日本スモモと、「プルーン」と呼ばれている西洋スモモに分けられます。
果汁の多いプラムに対して、プルーンは生で食べられるほか、半生のドライフルーツやペースト状に加工したものが多く販売されています。
原産地はカスピ海沿岸のコーカサス地方ですが、現在ではアメリカのカリフォルニア州が主な産地で日本では長野県、青森、北海道などで、主に生食用として生産されています。
健康食品として人気があり、アメリカでは「奇跡の果実(ミラクルフルーツ)」と呼ばれているそうです。
学名 | Prunus domestica |
英名 | Prune |
科名属名 | バラ科スモモ属 |
原産地 | ヨーロッパ東部~アジア西部 |
花色 | 白 |
花期 | 4月 |
効果効能
プルーンには美容や健康の為には欠かせない栄養素が多く含まれ、様々な効果や効能が期待されています。
抗酸化作用
プルーンには、抗酸化物質(アントシアニン)やβカロテンが豊富に含まれているため、老化や様々な病気を引き起こす原因になる活性酸素から全身の細胞を守ってくれます。
そのため、美肌効果やアンチエイジング効果があったり、ガンや動脈硬化などの生活習慣病を予防・改善する効果が期待できます。
貧血予防
プルーンは鉄分が含まれているので、貧血に効果があると考えられています。
鉄は、ヘモグロビンや体内にある各種酵素の構成に役立ちます。体内の鉄分が足りなくなると、鉄欠乏性貧血(一般的に言われている貧血)になってしまう可能性がある他、運動機能、認知機能等にも悪影響を及ぼします。
ダイエット効果・便秘解消・むくみ解消
プルーンには食物繊維が豊富に含まれ、ソルビトールという糖が含まれています。
食物繊維は腸内環境を整えてくれることは有名で便秘解消効果やダイエット効果が期待できますし、ソルビトールも便秘に有効といわれています。
また、カリウムも豊富に含まれています。体内の水分量を調節してくれるためむくみ解消効果も期待できます。
骨粗しょう症予防
プルーンには、骨密度の低下を防ぐ効果がある可能性があると考えられています。
骨を保護する効果のあるミネラルが含まれること、プルーンの摂取で骨の形成にかかわるホルモンのレベルが増加することなどが理由として考えられています。
心臓を保護する
プルーンには食物繊維やカリウム、ポリフェノールが含まれています。
そのため、コレステロールをコントロールする効果や高血圧を改善する効果があるという報告があります。
生プルーンの旬
8月中旬頃~10月上旬頃までの短い期間になりますが、生食用として出荷流通されています。
生プルーンの食べ方
生プルーンを買ってみたけど酸っぱくておいしくなかった、という方もいらっしゃるかもしれませんが、ジャムやお菓子にはもちろん、煮込み料理に使ったり、生のプルーンを肉や魚料理のソースとして使うのもおすすめです。プルーンの酸味はバルサミコ酢と相性が良いです。
プルーンの注意点
プルーンには緩下作用があり、食べ過ぎると下痢症状が出る可能性がありますので注意してください。
プルーンジャムの作り方
生プルーンのみずみずしさ、甘酸っぱさをぎゅっと濃縮した旬のプルーンジャムは、旬の時期だからこそ楽しめる贅沢な味わいです。
材料
生プルーン | 600g |
砂糖 | 200~300g |
レモン汁 | 大さじ1 |
※砂糖はお好みで調整してみて下さい。
作り方(レシピ)
①
プルーンを洗い、ヘタを取ります。
②
包丁で半分に切れ目を入れ、切れ目に沿って実を回して割り、種を取り出します。
種を取り除いたら、皮つきのままざく切りにします。
③
切ったプルーンに砂糖をふりかけ混ぜ合わせます。
15分から30分、水分が出るまで置いておきます。
④
鍋に入れ中火で火にかけます。焦げないように混ぜます。
砂糖が溶けて煮立ってきたら火をゆるめて灰汁を取り除きます。
⑤
木べらなどで潰しながら弱火で15分ほど煮詰めます。
⑥
とろみがついたらレモン汁を入れ全体をかき混ぜて、少し煮詰めます。
⑦
熱いうちに煮沸消毒した保存瓶に入れたら出来上がりです。
煮詰めてジャムにすると、ブルーベリーのような紫になるかと思ったら、赤い色になるから不思議です。
果肉がゴロっと入った食べ応えにあるジャムが出来上がりました。
パンはもちろん、ヨーグルトやアイスに入れて食べても美味しくいただくことができました。
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。