簡単!【ラベンダーシロップ・ラベンダーシュガー】の作り方 ラベンダーの活用方法 薬に頼らず健康に
古代ローマから世界中で愛されているラベンダー。その優しい香りで現在も、私たちの疲れた心を癒し続けています。
ここでは、そんなラベンダーを使った簡単にできる「ラベンダーシロップ」、「ラベンダーシュガー」の作り方をご紹介しています。
目次
ラベンダーの効果効能
ラベンダーには、落ち着いた気持ちになる精神に良い効果と、肌トラブルや美容などの体に良い効果の両方が豊富に含まれています。
リラックス効果 | ラベンダーの香りは中枢神経に作用しセロトニンの分泌を促し、私たちの心を穏やかにしてくれます。不安や緊張、イライラ等を和らげる為、緊張から来る頭痛や高血圧等、また不眠にも効果があります。 |
炎症を抑える | 冷却効果により、怪我の手当てや身体の内部の様々な炎症を抑えるのに効果的です。 |
鎮痛・鎮静効果 | ラベンダーには鎮痛作用があります。そのため腹痛や胃痛、生理痛等の緩和に期待できます。 また、鎮静作用により筋肉の緊張を取る効果があり、運動後のこわばった関節・筋肉の痛みを鎮めてくれます。 |
肌トラブルの予防と緩和 | 肌の細胞の再生を促す効果と皮脂バランスを整える効果により、肌を美しく保つ効果が期待できます。 消炎・鎮静作用もあるため、日焼け後のお肌のケアにも有効です。 |
殺菌・抗菌効果 | ラベンダーには強い殺菌作用と抗菌効果があります。古来から傷口の洗浄や消毒にも使われて来ました。 |
免疫力アップ | 自律神経のバランスを整える効果があるため免疫力を高める働きがあります。風邪や花粉症など、呼吸器系の病気を予防してくれます。 |
防虫効果 | 中世ローマでは部屋に吊るして防虫に使っていました。現代でも防虫剤などに利用されています。タンスなどにサシェを作って入れておくのも良いと思います。 |
髪・頭皮の悩みに | シャンプーやコンディショナーにごく少量ラベンダーの精油を混ぜて使うと、頭皮の炎症やかゆみ、べた付きなどを効果的に防いでくれます。 |
「ラベンダーシロップ」の作り方
材料
ラベンダー(乾燥ハーブでも可) | 大さじ2~3 |
白砂糖 | 1/2カップ(100㏄) |
水 | 1/2カップ(100㏄) |
作り方
① ラベンダーを乾燥させる
摘んできたラベンダーをカラカラになるまで乾燥させます。(乾燥ハーブの場合は省略)
茎から花穂をとります。
② 鍋にすべての材料を入れる
鍋にラベンダー、砂糖、水を入れます。
③ 火にかける
火にかけ、砂糖が完全に溶けるまでクルクル混ぜます。
④ 濾す
火を止め、シロップが冷めたら、ザル、ボール、ガーゼなどで濾します。
⑤ 保存容器に入れる
保存容器にシロップを入れ、冷蔵庫で保存します。
保存期間は冷蔵保存で10日ほどです。なるべく早く使い切りましょう。
利用方法
紅茶に入れたり、炭酸や水、お酒などと割っていただきます。
他にもクッキーやケーキなどのアクセントとして利用するのもおすすめです。
ラベンダーの優しい香りがフワッと広がり、ティータイムがより一層リラックスした空間に生まれ変わります。
「ラベンダーシュガー」の作り方
用意するもの
ラベンダー | 適量 |
白砂糖 | 適量 |
保存容器 |
作り方
① ラベンダーを採取
ラベンダーを数枝とってきます。
② 保存容器にラベンダーと砂糖をつめる
煮沸消毒ししっかり乾燥させた保存容器に、砂糖をつめ、ラベンダーの枝を深く挿します。
ラベンダーがしっかり砂糖に埋まっていくのを確認し、数週間おいておきます。
ゆっくりと乾燥していく間に香りや効能が砂糖にしみこみ、素晴らしい香りのラベンダーシュガーが出来上がります。
利用方法
クッキー、ケーキ、ゼリーなどのお菓子つくり用として作っておくと大変便利です。
ハーブシュガーはとても簡単に作れるので、ラベンダー以外にレモングラス、ローズマリー、タイムなどでも香りのよいハーブシュガーが作れます。
注意事項
リラックス効果が高いとされているラベンダーですが、妊娠中は注意が必要です。ラベンダーには通経作用があるため、安定期に入るまでは使用を避けましょう。
また、小さな子供、持病がある方、授乳中の方など心配なことがある場合は使用・飲用を控えましょう。
※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。