柿の効果効能と「柿ジャム」の作り方(レシピ) 薬に頼らず健康に

ここでは秋の訪れを感じさせる柿の効果効能や「柿ジャム」の作り方をご紹介しています。

柿とは?

秋に旬をむかえる柿は、「柿が赤くなれば医者が青くなる」といわれるほど栄養価が高い植物です。

日本が世界に誇る果物のひとつで奈良時代にはすでに販売されていたそうです。

柿の学名は「Diospyros kaki(ディオスピロス・カキ)」。「神が与えし食べ物・柿」という意味で、「kaki」という日本語がそのまま使われています。現在でも「kaki」と銘打たれて欧米のスーパーに並ぶこともあり、「寿司(sushi)」や「盆栽(bonsai)」と同じように、日本語がそのまま英語になっています。

甘柿として有名な富有柿、次郎柿、特徴的な形の筆柿などが有名で、柿の種類は1000種あると言われていますが、そのほとんど(700種)が渋柿です。

渋柿は「干す」ことによって渋味が抜けるため、「干し柿」として昔から食されていました。

それだけでも昔の人たちの知識には驚かされますが、そのほかに熟していない柿を絞った「柿渋」を塗布し防水や防腐、補強に用いていたようで、和紙に塗って強くしたり、傘に塗って雨を弾いたりすることに利用されていました。

柿の栄養素と効果効能

柿は栄養価が高く健康食品として非常に優れていることは有名ですが、具体的にどのような効果効能があるのでしょうか。

柿(生柿の栄養成分から)に含まれる主な栄養素には、ビタミンC、β‐カロテン(ビタミンA)、カリウム、食物繊維、タンニンがあります。

ビタミンC

柿には多くのビタミンCが含まれています。

ビタミンCは細胞を老化させる活性酸素を除去して抗酸化作用の働きを強めてくれる作用があったり、コラーゲンの生成を促すほか免疫力を高める作用があります。

抗酸化作用により血管の老化防止を図ることができ動脈硬化や脳梗塞などに効果が期待され、抗酸化作用と同時にコラーゲンの生成が促されることで、肌に潤いを与え美肌美白効果が期待されています。

また、ビタミンCは免疫力を高めてくれるため風邪やインフルエンザの予防につながったり、疲労回復やイライラする気持ちを落ち着かせてくれる効果もあると言われています。

β‐カロテン(ビタミンA)

柿に含まれるβ‐カロテンは、体の中でビタミンAに変わる栄養素です。

皮膚や粘膜の健康を維持したり、抵抗力を強める働きがあります。

そのうえ抗酸化物質としての働きもあり活性酸素を抑制してくれるため、老化防止はもちろん、がん細胞の増殖を抑制するとも言われます。

マウスやラットを使った動物実験からもその効果が認められています。

カリウム

カリウムには、体内の塩分を体の外に排出する作用があります。

余分な塩分が排出されるので、むくみの改善や血圧を下げる効果が期待できます。

またカリウムには筋肉でエネルギーを作る働きを助ける作用があります。

筋肉の収縮運動がうまく調整されて、体のだるさが解消されたり体力アップに効果的だと言われています。

食物繊維

柿に含まれている食物繊維の多くは不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は、水分を吸収して便の量を増やします。

便の量が増えることにより排便がスムーズになり便秘対策に効果的です。また、食物繊維には腸内環境を整える作用もあります。

タンニン

柿には渋み成分であるタンニンが含まれています。

血液中のコレステロール値を下げる作用があるので動脈硬化、高血圧、心臓疾患、脳血管障害などの生活習慣病の予防に効果が期待されています。

またアルコールを分解する作用と同時に利尿作用もあるため二日酔いにも効果があるようです。

果実以外の効果

柿は果実だけでなくその他の部位も優れています。柿蒂(柿のヘタ)を含む漢方薬「柿蒂湯(していとう)」は、胃を温め、「しゃっくり」を止める効果があると言われています。

また、柿の葉もお茶として飲むことができ、ビタミンCが豊富でレモンのおよそ20倍あると言われています。

しかも熱に強いため、破壊されずに吸収できるメリットがあります。また、葉に含まれるフラボノイドの一種により、鼻炎対策としても効果が期待できます。

「柿ジャム」の作り方(レシピ)

柿の本来の甘みを生かした素朴でシンプルな味わいの「柿ジャム」を作ってみました。

「柿ジャム」は甘柿を使っていますが、渋柿でもつくれる「柿酢」もおすすめです。

柿酢の作り方や効果効能

材料

柿(甘柿) 1、2個(正味約200g)
砂糖(黒糖や三温糖がおすすめ) 80g(柿の分量の80%)
レモン汁 大さじ1

作り方(レシピ)

柿を洗ったら、皮をむき、ヘタを取り、種を取り除き、小さく切ります。

①に砂糖をまぶして混ぜます。15分から30分ほど水分が出るまで置きます。

鍋に②を入れ火にかけます。焦げないようかき混ぜて灰汁が出てきたら取り除きます。

潰しながら煮込むと良いです。

好みのとろみになったらレモン汁を加えてもう少し煮込みます。

熱いうちに煮沸消毒した清潔な保存瓶に「柿ジャム」を入れたら出来上がりです。

 

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

ハーブ・薬草を使うときの注意点

Follow me!