お鍋で作る【ハーブウォーター(芳香蒸留水・フローラルウォーター・ハイドロゾル)】利用方法 薬に頼らず健康に

ここではお鍋で作ることが出来るハーブウォーター(芳香蒸留水・フローラルウォーター・ハイドロゾル)や活用方法をご紹介しています。

目次

ハーブウォーターとは?

ハーブウォーターとは、植物を蒸留したときに得られる水溶液のことで、「芳香蒸留水」「フローラルウォーター」「ハイドロゾル」とも呼ばれます。

芳香植物の水蒸気蒸留法で異なる物質が精油タンクに抽出、採取されます。一つは精油で、もう一つがハーブウォーターです。

ハーブウォーターは精油より濃度が低く、水溶性で禁忌がほとんどないのが利点で、敏感肌の方はもちろん、小さな子ども、高齢者の方でも安心して使うことができます。

刺激が少なく香りも穏やかで、そのまま肌に使うことが出来ます。

ハーブウォーターによる療法は、フィトテラピー(植物療法)の一種で 「イドロラテラピー」ともいいます。

※禁忌が全くないわけではありません。ハーブの種類によっては妊娠中の方や小さな子供、持病がある方など心配なことがある場合はよく調べてから利用するようにしましょう。

ハーブウォーターの活用方法

 

スキンケア・ヘアケアにそのまま化粧水やボディミスト、ヘアケアに使ったり、化粧品の基材に使うことが出来ます。

※パッチテストしてから使うようにします。

ルームスプレー・リネンウォーターにエアフレッシュナーやルームコロンとしてお部屋にスプレーし、お部屋の浄化や消臭効果を期待したり、アイロンかけ前のリネンウォーターとしても使うことができます。ただし、繊維によっては適さないものもあります。
加湿器に入れる加湿器に適量入れて風邪や感染症の対策に使ったり、香りを楽しんだりします。
入浴剤にお風呂のお湯に30ml程度を加えます。全身浴では香りを感じにくい場合は、手浴や足浴で使用するのがおすすめです。

 

鍋で作る「ハーブウォーター」

専用の蒸留器がなくても、自宅にあるお鍋でハーブウォーターを作ることが出来ます。

用意するもの

お好きなハーブ(ローズマリーやタイムなど)30gほど
水(精製水・ミネラルウォーター)500mlほど
蓋つきの鍋(ホーロー鍋など)
蒸留水を溜める耐熱容器
保冷剤(氷でも良い)

 

私は「若返りのハーブ」と呼ばれアンチエイジングや美肌効果が期待できる「ローズマリー」で作りましたが、お好きなハーブで作ってみてください。

ハーブはフレッシュでもドライでも作ることが出来ます。

作り方

摘んできたハーブをきれいに洗い乾かします。

少し天日干しにするとエネルギーがアップします。

蓋つきの鍋に中央を開けるようにしてハーブを詰め、水を注ぎます。

中央に耐熱容器を置きます。

鍋の取っ手が下になるように逆さまにしてかぶせます。

その上に保冷剤をのせて、

30分から45分位弱火で加熱します。

蒸留している間、ハーブの香りが部屋中に広がってとても幸せな気持ちになります。

30分後、ハーブウォーターが出来上がりました。(耐熱容器の中にハーブウォーターが出来上がります。)

水500mlで100mlほどのハーブウォーターが出来上がりました。

清潔な(アルコール消毒や煮沸消毒した)保存容器にハーブウォーターを移し替えて保存します。

ハーブウォーターは大部分が水でできているため長持ちしません。冷蔵庫で保存し早めに使い切りましょう。

蒸気が漏れてしまうとハーブウォーターがきちんとできないので、しっかり蓋ができる鍋を使うようにします。

ローズマリーの他、個人的にはタイム、ローズ、ヨモギ、松葉、柚子などで作るのがおすすめです。

ぜひお試しください。

※ここに掲載されている内容は専門書などを参考に取りまとめた情報です。植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。あくまでも自己責任において使用をお願いいたします。使用に不安のある方は専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。妊娠中、授乳中、小さな子ども、持病がある方、その他心配なことがある方は注意が必要です。多量の摂取するのはやめましょう。

ハーブ・薬草を使うときの注意点

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